洗面化粧台快適化計画始まります!
- 《洗面台快適化計画 記事一覧》
①洗面化粧台を何とかしたい
②ミラーキャビネットにコンセント設置 ←いまココ
③洗面横収納にキッチンパネルを貼る
④洗面台にリメイクシート貼り
⑤スライド丁番を使って扉作製
⑥歯磨きコップを浮かせて固定!解説編
⑦歯磨きコップを浮かせて固定!作業編
⑧洗面台を磨いてピカピカに
⑨ミラーキャビネット横を壁面収納に
この記事の作業内容は、電気工事士の資格が必要になります。
参考にされる方は有資格者が作業して下さいね!
ミラーキャビネット内にコンセントが無い
新築時に付いていた洗面化粧台、Panasonic製が設置されていますが、この洗面化粧台はミラーキャビネット内にコンセントが無いんです。
ええ。一つも。。
コンセントは照明スイッチの横にはあるんだけど、3面鏡なのでキャビネット内からコンセントに挿すと、扉(鏡)が閉まらなくなるんですね。
なので、廊下のコンセントから分岐し、ミラーキャビネットの横に露出コンセント①を付けて、そこからキャビネット内②に引き込んで、電動歯ブラシの充電に使用していました。
トレイの中で分岐して、2台の充電器を接続しています。
トレイも無駄に使うし、スリムじゃないのでこの方法はやめたい。
そして、2週間に一回くらいシェーバーの充電をするんですが、こんな感じでコンセントに挿します。。
なにこれ。じゃっんま!
当然この充電器もキャビネット内に収めたい。
シェーバーはゆくゆくは子供も使うと思われるので、2台置けるスペースは確保したい。
電源は、常に充電しておく必要はないので、共用のコンセントが1つあればいい。
というわけで、左右の扉内に2口ずつのコンセント、中央扉内に1口のコンセントを設置します。
もちろん見栄え良く隠蔽配線で!
ミラーキャビネットを外す
隠蔽配線をするので、ミラーキャビネット本体を外して作業します。
一見大がかりそうに聞こえるけど、
何てことは無い
本体はビス4本で壁に固定してあるだけです。
でも、その前にミラーキャビネットに接続されている電線を外さないと。
電線を外す
ミラーキャビネットにはコンセントや、照明が付いているので、その電源を供給する電線が接続されています。
その電線はミラーキャビネットの裏で、
・壁から出ているVVFケーブルと接続
・壁内のコンセントに接続
のどちらかです。
どっちのケースが多いのかは分からないけど、まいたけ家は壁から出たVVFケーブルが直接接続されていましたよ☝
照明スイッチ・コンセントのあるパネルを外します。
凹みにマイナスドライバーを入れて、
ツメを外してやればカバーが外れます。
あとは、固定してある+ネジを外せば、コンセントとスイッチが外れますね。
スイッチやコンセントの表からの見た目は、市販されているのと比べると特殊ですが、裏側は同じ造りです。
外し穴にマイナスドライバーを差し込みながら抜けば簡単に外せますよ👍
抜くのは壁からの電線2本で大丈夫。(緑のアースが接続されていればそれも含めて3本)
感電防止のため該当ブレーカーを落とすなど、電圧がかかっていない状態で作業しましょう
作業終了までブレーカーを落としておくのも不自由なので、ビニールテープを巻くなどして絶縁します。
今回はこのまま使用せず2分岐するので、トーメーコネクタを挿し込んでおきました。
あとはネジを外せばミラーキャビネットが外れます。
ミラーキャビネットを外す
まずは扉内の収納物は全て取り出しておきます。
想像以上にミラーが重かったので、ここでミラーを外しておいた方がきっと良いです。
電気配線する時に結局邪魔になり外しているので・・・。
矢印の位置にビスがあります。
見栄えが良いように、ネジ頭にカバーが被せてあるので外します。
外したらあとは普通にネジを外すだけ、
最後の1本を外す時は、ミラーキャビネットが外れて、倒れてこないように支えておくと安心。
あとは手前に引っ張り出せば取り外し完了です。
壁に結構汚れが付いてますね。
でもまた同じ場所に戻すわけだから、気にする必要は無い👍
・・・
と思ったけど、気になるから掃除します。
リンレイのカベ紙クリーナー、まぁまぁよく落ちた。完璧とまではいかないけど、なかなかイイよ👍
コンセントの位置を考える
とりあえずデカいミラーキャビネットを作業ができる部屋まで運びました。。
電線を通すなど作業をするには、このデカい本体を動かしたり裏返したりするので、ミラーが邪魔すぎです。
開いた状態で手が当たり、バタン!と閉まる(落下する)と鏡が割れるかもしれないので
先述の通り、先に外してしまった方がイイ。
上下のヒンジにねじで留めてあるだけなので、ミラーは全部外して作業しました。
内部のかなり黒ずんで汚かったので、ウェットティッシュで拭き取ったら、
何かすごくキレイになりましたね。
そしてこのキャビネット。右の穴の部分はグレード?によってはコンセントが設置できる造りなのですが、これは穴を塞ぐカバーが付いているだけ。
それくらいケチらないで付けておいてくれればいいのに。
ま、結局コンセント1つだけじゃ全然足らないんだけどね。
電動歯ブラシ4台、シェーバー1台が充電できるように位置を考えた結果、
青丸の位置にコンセントを設置したい。
電動歯ブラシは、Panasonicのドルツと、BRAUNのオーラルBを使用していますが、オーラルBの方が背が高いので、それに合わせて干渉しないように余裕を持たせて設置したい。
写真のように差込口が正面を向くと、コードのゴチャゴチャ感が出るのと、キャビネット背面は壁との余裕があまり無いので、サイドを向くように設置したい。
この配置が可能かどうか、裏側を見てみると、
かなり余裕に電線を通せるスペースがありますね👍
そして樹脂の肉厚が2mm程度あり分厚いので、コンセントを固定するビスもしっかりと留めれそうです。
コンセントはPanasonicの一般的な露出コンセントを使用。
電動歯ブラシ用の2口はWK1021WPを。
シャーバー用の1口はWK1012WPを使用します。
コンセント固定用のビスは、手持ちのビスを使用。
太さ3mmくらい、長さは12mm程度を使用しました。
コンセントには一応、取付向きの指示があるので、それに合わせて取り付けますよ✋
コンセント取付開始
取付位置を決めて、下穴を空けますが・・・
この狭いスペースに穴を空けようと思っても、ドリル本体が邪魔になって、真っ直ぐな穴が空けられない。。
そんな時には、
フレキシブルシャフトが便利。
L型の物と、写真のように自由に曲がるのがありますが、このフレキシブルに曲がるタイプの方が、ドリル本体を安定した位置に持って行くことが出来るので、まいたけはこちらのタイプの方が使用頻度が高い。でも本当に狭い場所はL型の方が入る。
あとドリル刃は、ショートタイプの下穴錐を使用した方が狭い場所に入ります。
下穴をとりあえず1か所空けて、ねじがしっかりと効くかを確認。
ここも短いドライバーを使用しないと入らないですね。ラチェット機能付きのショートドライバーがあれば最高⤴
しっかりと固定出来る事が分かったので、他の3か所の下穴を空けて、VVFケーブルが通る8mm程度の穴を空けます。
この電線を通す穴は斜めでも問題ないです。
ここにVVFケーブルを通します。
裏側に必要な長さプラスαを確保しておいて、
コンセントの接続ネジにピッタリと合うように、電線を整えます。
このVVFケーブルの結線作業は、VVFストリッパー P-958を使用するととても楽に作業ができるのでおすすめ。
VVFストリッパーの使い方は別記事で書いてあるので、興味のある方はこちらを参考にして下さい👇
ネジをしっかりと締めて、あとはコンセントを固定するだけ。
1か所のコンセント完成です♪
配線も見えないし、なかなかいい感じです。
同じ要領で、左側のコンセントも設置👍
あとは真ん中の扉内のコンセント設置です。
真ん中の扉は幅が広く、将来的にはシェーバーを2つ置く事になると思うので、真ん中にコンセントを設置して、どちらからも無理なくコンセントに挿せるようにします。
コンセントは中央上部に設置しますが、ここもドリルがまっすぐ入るようなスペースが無いので、フレキシブルシャフトを使用して穴あけ。
ここは1口コンセントなので、固定用の穴2か所と配線穴となります。
VVFストリッパー P-958を使用して電線接続完了♪
あとは固定して完了♪
完全隠蔽で配線出来ました。
・・・
詳細は詳しい写真が無いので割愛しますが、このミラーキャビネットは、夜間暗くなると、照明のシェード内に埋め込まれたLEDが点灯するように以前改造してあるので、その照明用のコンセントもキャビネット最上段に取り付けました。
電線の接続
今回はコンセントが4つ。
4本のVVFケーブルがあります。
それぞれのケーブルを1か所に集めて結線するので、キャビネットの溝?に沿ってケーブルを取り回し、キャビネット下部の広いスペースのある所に集めます。
集めた4本のケーブルと、電源まで持って行くケーブル。
5本の線を結線するので、差込型コネクタ5Pを使用します。
それぞれのケーブルのシースを剥ぎ、芯線を12mm露出。
コンセントなので簡単ですね。コネクタに同じ色の線を差し込むだけ。
設置したコンセント4本分の結線が完了♪
差込型コネクタは本当に便利です。
あとは、このコネクタに電源を供給するケーブルを接続します。
これでキャビネット裏の作業は終了。
差込型コネクタの奥まで電線が差し込まれているか。電線を引っ張っても抜けないかをしっかりと確認しておきましょう。
壁に再固定する時に邪魔にならないように、配線類をマウントベース等で固定しておくと作業がやり易い。
壁に再固定
はい。元通りの位置に戻して、ビス4本で固定しました。
やはり、鏡は外した状態で作業した方が楽だし安心です。。
最後に電線を結線します。
外す時は壁から出ていた電線が、そのままコンセントに挿さっていたけど、今回は増設したコンセントへも供給しないといけないので、
・壁からの電線
・既存のコンセント
・増設したコンセント
の3つのケーブルを接続する必要があるので、差込型コネクタ3Pを使用します。
結線が終わったら通電し、照明を点けてみる。
照明は問題なく点灯しました。
コンセントの配置はこんな感じですね。
あとはコンセントの電圧と極性が間違っていないかテスターで確認をしておきます。
あとは検電器で極性も確認。
電圧も極性も問題ないので完成です👍
完成後
センターでは、扉を閉めたままシェーバーの充電ができるようになり、
電動歯ブラシも、当然扉を閉めたまま4台充電可能です。
この写真はかなり下の方から撮っているので、コンセント周りの線がゴチャゴチャ見えますね。
実際は上のトレイで目隠しされるので、コンセントが気になる事は無いですね。
というわけで、今回はミラーキャビネットの全ての扉内にコンセントを設置しました。
最新のお高い洗面化粧台でも、全ての扉内にコンセントは付いていません。
大体は左右に1つずつです。。
多少面倒ですが、キャビネットを外して自分の好きな場所にコンセントを付けてみませんか??
洗面台快適化計画、まだまだ続きます。
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①洗面化粧台を何とかしたい
②ミラーキャビネットにコンセント設置 ←いまココ
③洗面横収納にキッチンパネルを貼る
④洗面台にリメイクシート貼り
⑤スライド丁番を使って扉作製
⑥歯磨きコップを浮かせて固定!解説編
⑦歯磨きコップを浮かせて固定!作業編
⑧洗面台を磨いてピカピカに
⑨ミラーキャビネット横を壁面収納に