- 《バルコニー防水工事 記事一覧》
①トヨタホーム10年点検の結果が届きました
②補修工事案その1
👉③補修工事案その2
④補修・補強工事開始!
⑤屋上防水遮熱塗料を塗る!
⑥最大の失敗を経て防水工事完了!
シリコンの充填は必要か?
前回の1案はかなり大きく開口し、 POSシール を充填しましたが、膨らみを改善させることが出来ない為、却下になりました。
残る
2案:膨らみに小さな穴を空けてシリコン充填&補修シート
3案:膨らみの上からそのまま補修シート
を実践していきたいと思います。
現状雨漏りもしていない状態の防水シートに穴を空けるリスクがありますよね。
でも現状膨らんでいて、その内部には空気があります。
膨らみを押すと周りの防水シートが引っ張られます。
今後シートの柔軟性が損なわれると破れやすくなりますね。
しかもその膨らみの部分の上には、樹脂タイルの端部が乗ってくるので心配です。
2案:
シリコンを充填してやれば、押しても周りの防水シートが引っ張られる事はなくなりますが、穴を空けるリスクが伴います。
でもシリコンを充填してあるので、そこから水が漏る可能性は低いけどゼロではありません。
上に貼る補修シートを確実に貼らないといけないので技術力が求められますね。
3案:
そのままの状態で上から補修シートを貼るのが一番リスクはないのかな。
上から押しても厚手の補修シートが張り付いているので引っ張られてもそんなに影響はないのでは?
と考えるけど、どうしても不安は残ります。
考えてばかりで全く結論が出ないので、2案のシリコン充填をやってみる事にしましょう!
開口は最低限で
今回は前回補修した隣の部分で行っていきます。青矢印の方です。
樹脂タイルの剥がし方等は、前回の記事に書いてあるので細かい所はそちらを参照して下さい。
同じように中性洗剤と柔らかいブラシを使ってキレイに掃除。
ちょっと見にくいけど、白線で囲った部分が膨らんで浮いています。
理想は、この膨らんでいる部分にシリコンを行き渡らせたいですね。
今は内部が空気なので押すと沈んで周りのシートが引っ張られる状態です。
ここにシリコンを充填する事によって沈み込まなくなり、更にこれ以上膨らんでくる事を防止します。
ドライバーのセットにあるキリになっているモノを使用し穴を開けます。
直径2mm程度の穴を開けました。
変性シリコンを充填
ここに コーキングガン を使用して圧力をかけて変成シリコンの POSシール を充填していきます。
穴が小さいのでなかなか入っていかないです。周りに漏れないようにしっかり押さえつけて時間をかけて充填していきましょう。
1箇所目完了。
少し離れた所にも同じように穴をあけて、同じように充填していきます。
可能な限り充填しましたが、充填し過ぎると膨らみの外側も若干膨らみかけてきたので、周りの状況を見ながら加減しましょう。
膨らみの部分を押すと穴から出てきますね。
ここまで充填すれば、ある意味このままでも大丈夫かもしれませんね。
この上にシートを貼らないなら、もう少しシリコンを盛ると良いでしょう。
補修シートを貼り付け
この先の作業は1案と同じ作業内容になります。
シリコンの表面が固まったら、パーツクリーナーで脱脂します。
防水性のアップ・隙間防止・密着度を上げるために ブチルゴム を角の部分にしっかりと圧着して、
セノハウス用材 かんたん水もれ防止 貼るだけ補修シートを10cmでカットし、上部から空気が入らないように貼り付けていきます。
剥離紙は一気に全部剥がさずに、上部から順番にはがしていくとキレイに貼れますよ。
特に重要なのはコーナー部分です。しっかり押さえて隙間が空かないようにしましょう。
この時にドライヤーで温めながら貼り付けるとブチルゴムが柔らかくなり、より密着して貼り付ける事ができます。
しっかりと押さえたら、保護フィルムをはがします。
コーナー部分はこんな感じで、このままでも問題ないくらいで仕上げておくと安心ですね。
あとは、シートの周りに POSシール を施工してヘラで隙間無く均します。
これで2案の完成です!
今後の方向性は?
2案なかなか良さそうな雰囲気です。
3案は実際にやってないけど、空気が残っている不安を残したままシートを貼るのはどうなんだろうか?
でも現状雨漏りも無く穴も空いていないシートに穴を空けるのもどうなんだろう?
補修箇所は全体で25箇所の予定です。
しばらくはどっちにするか悩む生活になりそうです・・・
④へ続く。
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