クルマDIY

MOVEキャンバスのバッテリー交換方法を詳しく

今回はダイハツ・ムーヴキャンバスのバッテリー交換記事です。

新車で購入してから4年10ケ月が経過。

アイドリングストップ車のバッテリーの一般的な寿命は2~3年と言われているので、来月予約している満5年の車検では確実に指摘されるでしょう💦

車検で交換をお願いすると、極々一般的な普通のバッテリーに交換され、工賃込みで15000円くらいは取られると思います😥

バッテリーはPanasonicのカオス!

と心に決めているまいたけは、そんなの絶対に許せないので、今回もカオスに交換していきます!

それでは、今回交換するムーブキャンバス。

型式は

5BA-LA800S

このモデルのMOVEキャンバス(2016年9月~2022年7月)

DBA-LA800S
DBA-LA810S
5BA-LA800S
5BA-LA810S

であれば、搭載しているバッテリーも同じなので、同じ方法で交換できますよ👍

ムーヴキャンバスに適合するバッテリー

ムーヴキャンバスの純正搭載バッテリーは、M-42です。

バッテリーの型を簡単に説明すると、

M は外寸を表す記号で、他にKやNがあります。基本的に同じ大きさにしないと取り付けができないので同じ記号を選びます。

42 は性能ランクです。数字が大きいほど始動性能や容量が高性能になります。

  今回42の後ろは空白で何もありませんが、ここにRが付く場合があります。空白であれば+端子が左側になり、Rが付くと+端子が右側になります。

というわけで、MOVEキャンバスに適合するバッテリーは、M-〇〇␣となります。

Panasonicのカオスで調べると、

M-65(N-M65/A4)が適合するバッテリーとなります。

サイズが全く同じで、性能ランクが42→65と大幅アップです👍

と言うわけで購入しました!

以前(型番の末が/A3の頃)は、バッテリーの外装箱のまま送られてきましたが、今回はバッテリーをガッチリと保護する形で送られてきました。

型番がN-M65/A4になった時に、Panasonicのブルーバッテリー安心サポートが付くようになりました。(リンクはメーカーサイトへ飛びます)

商品到着時の液漏れ交換保証や、使用時のバッテリー上がり等の手厚い保証が付くようになった為、液漏れのリスクを減らすために専用の梱包箱が準備されたみたいですね!

これはとても安心感があります!

箱に大きくUP↑と書かれていても、実際このような👇扱われ方もしています・・・。

実際には短時間横向きにしたくらいでは液漏れはしませんが、運搬中にどのような扱われ方をしているのか分かりませんからね。

到着時に液漏れしていた場合に、メーカー(Panasonic)が保証(交換品を即発送)してくれるのは非常に心強いです。

防犯カメラの映像をみて不安だったので、帰宅後すぐに開封、バッテリーを確認しましたが全く問題はありませんでした!

メモリーキーパーを接続!

最近のクルマって、いろいろ複雑です。

バッテリーからの電力が失われるだけで、パワーウィンドウや電動スライドドアなど、いろいろな機器がリセットされたり、セキュリティーの関係でカーナビがロックされたりします😥

純正ナビの場合、初めに設定したパスワードを忘れてしまったりすると、ディーラーでお金を払ってロック解除してもらう事もあるそうです。。

そんな面倒な事を回避するために、以前ノアのバッテリーを交換する際に、メモリーキーパーという製品を購入しました!

このメモリーキーパーにモバイルバッテリー(出力2A以上)を接続し、車のOBDⅡコネクターに接続するだけで、バッテリー交換中に電力を供給してくれるんです。

モバイルバッテリーなんて持ってないよ!って方は乾電池タイプもあります。単4乾電池6本も必要になりますが。。


メモリーキーパーを使う事によって、いろいろな機器のメモリー等がリセットされずに済みます。今やバッテリー交換の必需品です🤗

まいたけは、マキタの電動工具を愛用しているので、マキタのバッテリーを使って5Vを出力するアダプターに接続。

モバイルバッテリーから電源が供給されている状態であるLEDランプが光りました。

MOVEキャンバスのOBDⅡコネクタはココにあります。

ここにメモリーキーパーのコネクタを差し込みます。

すると、車両側のバッテリーと接続された状態であるLEDランプも光りました。

これで接続は完了♪

トッテモ簡単!

バッテリー交換作業中にインジケーター(LED)が見える位置に移動させておきましょう。

これでバッテリー交換準備完了です👍

バッテリー取り外し

バッテリー交換に必要な工具は、基本的には10mmのスパナが1本あれば可能ですが、バッテリーを押さえている金具と車両側とを固定するボルトが固く締まっているので、力の入りやすいボックスレンチがあると安心です。

でも、今回のバッテリー交換だけのために購入するなら、10mmのスパナとボックスレンチが1つになったモノを買うと良いと思います。

MOVEキャンバスのバッテリーは、ボンネットを開けるとココにあります。

このバッテリーは、このような金具で固定されています。

①の個所で、ボルトで車体に固定されています。
③のナットを締める事により、L字のフックが上に持ち上げられ②の個所で固定されます。
④は金具にL金具が溶接されており、バッテリーを直接押さえている個所です。

バッテリーの電極はこのように、

手前の端子がマイナス。

奥の端子がプラスです。

+端子はショート防止のためにカバーが付いています。

端子は必ずー端子から外します。

10mmのスパナを使って緩めます

外さなくて大丈夫。緩めて真上に引き抜くだけ。

これでバッテリーは車両側と切り離されました。

接続しているメモリーキーパーを見てみると、

車両側との接続が切れて、バックアップ給電状態を示すLEDが点灯していますね。

モバイルバッテリーから車両側に電源を供給している状態です👍

次に+端子も同じように外します。

カバーを持ち上げて、10mmのスパナで緩めて持ち上げる。

これで車両側との電気的な接続は外れました。

次にバッテリーを固定している金具を外していきます。

フックの上部にあるナットを緩めます。これも10mmのスパナで。

少し緩めると、下部のフックが緩んでくるので、ナットは手で回るようになります。

ある程度緩むと、下部のフックが鉄板から外れるので外します。(ナットは付けたままで)

あとはボルトを外すだけですが、

ここは唯一強く締められているので、短いスパナではちょっと厳しいので、柄の長いボックスレンチを使用。

少し緩めば手で外せます。

落とさないように注意!

あとはこのまま金具を外すだけと思ったら、ハーネスを固定する樹脂クリップが金具に付いていました。

ラジペン等の工具だと確実だけど、指でつまんで押してやれば、

結構簡単に外れます。

バッテリーを固定していた金具を外せば、

バッテリーは乗っているだけなので、少し傾けながらエンジンルームから取り出します。

新旧比較

比較するって外観だけですが・・・

とりあえず、

青がキレイ!

この鮮やかな青、エンジンルームが映えます。

当然ですがサイズや端子の位置、端子の極性は全く同じです。

と言うわけで、取り付けていきましょう!

カオス取り付け!

取っ手が付いてトッテモ便利!

赤のプラス側が奥になるように置き、取っ手は外しておきます。

基本的には外した時と逆の順序で取り付けていきます。

金具をバッテリーの上に置き、フックを引っかけます。

引っかけた状態で、金具のL金具とボルト位置を合わせて、

ボルトを締めます。

フック上部のナットも締めます。

手で締めれる所まで締めたら、スパナで締めますが、

工具で締めるとドンドンと締まっていきます。力尽くで締めると最悪バッテリー上部が割れてしまうかもしれないので、バッテリーが動かなくなる程度で締めれば大丈夫です。

金具の固定が完了し、バッテリーが動かない事を確認したら、ハーネスを固定していた樹脂クリップを差し込み、

プラス端子をしっかりと差し込み

ナットをしっかりと締めます。

締めたら抜けない事を確認し、カバーを締めます。

最後に、マイナス端子を差し込み(パチッと火花が飛ぶ時もありますが問題ありません)

ナットをしっかりと締めたら完成👍

バッテリーから車両に電気が供給されているので、メモリーキーパーのLED表示も変わりました。

メモリーキーパーのお役目も終了したので、OBDⅡコネクタから抜いても大丈夫です。

エンジンルーム内も華やかになりました!

これでバッテリー交換作業は終了です♪

ボンネットを締める際に、工具等の忘れ物が無いかを確認してから締めましょう。

エンジンが問題なくかかるか。ナビやメーターを確認し、メモリーがリセットされていないか確認しておきましょう。

長々と書いたので大変そうに見えるかもしれないけど、作業自体はとても簡単です。

自分で交換できれば、最高級のバッテリーを格安で交換する事が出来ます!

是非やってみて下さいね!

おまけ

実は、今回の交換作業中に+端子のキャップをエンジンルーム内に落としてしまいました💦

手を入れる隙間も無いし、プラスチックなので磁石も付かない。

そのままでも問題は無いので放置でいいかとそのまま作業しましたが、洗濯機の乾燥フィルターの奥を掃除するために買った、ピックアップツールを持っている事を思い出し、使ってみると、、、

4本の爪がガッチリ掴んで、簡単に取り出すことができました。

持っておくと、いつか活躍する時がくるかも!?

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