みなさん。
大変お待たせしました💦
・・・してないか。
ようやく、
ポタ電記事を再開します😅
今回はキッチン周り・洗濯機・各部屋にポタ電専用のコンセントを配置します。
細かく紹介すると膨大な記事になってしまうので、要点を押さえて大雑把に紹介していきます😅
緑色のコンセント
以前の記事でも書いた内容ですが、ポタ電用のコンセントは、薄緑色のコンセント(コスモワイドシリーズ)を使用します。
今回は大量に必要だったので、カバープレートや防気カバーも全てまとめて、楽天市場の電材堂で購入しました。
5500円以上で送料無料なので、Amazonで買うよりも大分安く済みました。
コンセントを固定するためのボックスは、未来工業のパネルボックスを使用します。
配線経路
家中に電線を縦横無尽に引き回しますが、まいたけのこだわりは、
隠蔽配線。
配線を一切見せることなく、コンセントまで導きたい。
なので、全ての電線は天井裏・床下・壁の中を通してコンセントまで配線します。
なかなか難易度が高いので、1か所のコンセントを作るのに結構な時間を要します。
各箇所の要点と、使用した便利工具を紹介していきます。
天井裏
前回の記事で、ポタ電本体からの幹線を引き回しました。
その幹線から分岐させる場所は、ユニットバス上部の点検口の所にしたので、ここから天井裏へ引き回すのは簡単。
天井裏をメインで電線を引っ張っていき、そこから壁の中を通して各部屋にコンセントを作製していきます。
まいたけ家のトヨタホームは、1Fの天井裏への侵入はできないので、ダウンライトを外しての作業となります。
この出現した穴にデジカメを突っ込んで内部を確認しながら、通線作業をしていきます。
内部はこんな感じで、意外と広い空間が広がっています。
でも、直接見える訳ではないので、それなりに通線作業は大変。
特に狭い場所を通したりするのは至難の業。
電線をそのまま引き回すのは困難な場合が多いので、基本的にはスリムラインを次の通線したい場所に先に送り込んで、そこに電線をビニールテープで固定し、先へ先へと送っていきます。
途中のダウンライト穴で電線を分岐し、そこから各コンセントへ分けていくので、ナイスハット(電線分岐箇所の保護カバー)にどこへ行く配線なのかを分かるようにして、電線にも送り先を書いておきます。
こんな感じで天井裏を引き回し、それぞれの部屋の近くまで電線を引き回しました。
壁の中
トヨタホームでは、天井裏と壁の中は基本つながっていません。
天井の石膏ボードが間にあるので、そこを開口してやる必要があります。
まず手始めに、まいたけ家の情報インフラの中枢”マルチメディアポート”へ供給するコンセントを作ります。
ここにコンセントが出来れば、停電時にもインターネットや電話が通常通り使えます。
違う場所の写真ですが、開口したい場所にパネルボックスを当て、外周を罫書きます。
写真に写ってるのはデジタル角度計。視覚的に分かりやすいのでヨシ!
その開口線より気持ち大きめに、引き回し鋸で開口。
ここから天井裏に向けて穴あけをするのですが、トヨタホームの構造上、間柱に通線用の穴が空いている箇所を狙えば、石膏ボードのみの開口となるので簡単なはずです。
その位置を調べるために、ボッシュの検査用カメラを使用し、壁内部を確認。
間柱の穴が確認できました。
ここをうまく使って穴を空ければ、簡単に天井裏に穴が空けれます。
穴を狙わなくても間柱は木なので、木工用のドリルビットを使えば穴は開けれるんですが、次の作業を見ると分かるように、力がかけにくい状態での穴あけなので、可能な限り空けやすい位置でいきたい。
ドリルが直接届く場所ではないので、フレキシブルシャフトを接続し、12mmの木工用ドリルビットを装着。
石膏ボードだけなので、簡単に天井裏まで貫通しました。
その穴に電線を差し込んで、
ダウンライト穴から確認してみると、
天井裏までしっかり入っていますね。
ただ、手が届く距離ではないので、何かで手繰り寄せる必要があります。
そんな時はケーブルキャッチャーがあると便利。
2.4m+腕の長さであれば、電線を引っ掛けて手繰り寄せる事が可能です。
これで、ポタ電からマルチメディアポート周辺の情報機器への通電か可能になりました。
ただ、今回は天井付近にコンセントが必要だったので、コンセント開口部から天井の開口もできましたが、そんなケースは少ないですね。
そんな場合は、天井付近に空けた穴はカバープレートで塞ぐ!
こうすれば、見た目をそこまで損なう事なく通線できます。
この開口から床付近へのコンセントまでは、チェーン釣り名人を使うと便利です。
細くて自重もあり、隙間を真っすぐ降りてくれるので、壁の中の通線が楽にできました(隙間があればの話)。
上の写真のスイッチの下の、床付近にコンセント完成。
床下の通線
基本的な通線は、屋根裏と天井裏で行いましたが、どうしても場所的にうまくできない箇所もあります。
今回はキッチン周りがそうでした。
周辺にダウンライトも無いし、天井裏からアクセスできないので仕方ありません。
キッチン周りは消費電力の大きな家電が多いので、予備として引いた幹線をそのまま床下に通し、キッチン周りだけで合計2000Wが使えるようにしました。
床下へは、床下収納を兼ねた床下点検口から入ります。
トヨタホームの基礎は布基礎なので、基本的に床下は土の上にビニールのシートを敷いてある状態です。
ビニールのシートは1枚ものではない為、つなぎ目に隙間があったり破れたりしています。。。
なので虫の死骸など、グロテスクな物体もちらほら見えます。。
ダンゴムシやゲジゲジの死骸。。何かの卵の塊があったりと。。
今回は真冬での作業だったから、生きた虫とは遭遇しませんでしたが、夏場だと怖いですね。
ムカデとかいそう。。
何もいないとは言え、床下なので基本的に地面を這っていかないといけないので、薄手のロール状ブルーシートを使用しました。
近所のホームセンターで、90cm幅のシートだと50m1000円。100メートル1800円の2種類が売ってました。
これなら使い捨て出来て、清潔な環境で作業できるので、床下に入るなら絶対あった方が良いでしょう。
床下から行きたい方向にブルーシートを転がしていって、道をつくります。
トヨタホームの場合、構造体の鉄骨の集合している部分からの通線が容易なため、この部分にスリムラインを挿入し、
部屋側から引っ張り出し、電線を括り付けて、
床下に電線を入れて、地面に垂れないようにIV線を使って鉄骨に固定していきます。
この写真での作業は、食洗器用のコンセントなので、食洗器の真下に電線が出るように、上に向かって穴を開けていきます。
VVF1.6mmの2芯なので、直径9mmの穴を開けておきます。
電線を通して、虫や湿気が入ってこないように、シリコンシーラントで塞いでおきます。(バスコーク等でもOK)
室内側はエアコンパテで塞いでおきました。
食洗器直下のメンテナンスカバーを開けた所に、食洗器専用のポタ電コンセントを作製。
そして、さらに奥の壁(キッチン・ダイニング間の腰壁)を開口し、ダイニングの小物入れ内を開口。
この開口で電線分岐し、ダイニングテーブル横・キッチンカウンター横にポタ電コンセントを作成。
こんな感じで、電線を一切見せずに、家中にコンセントを設置していきました。
天井裏より床下!?
当初は天井裏をメインに配線をしていきましたが、床下を這う事に抵抗がなくなってくると、床下から通した方が効率が良い事に気付きます。
コンセントは床付近にありますからね😅
なので最後の方は、床下にブルーシートが縦横無尽に敷かれていました。
コンセントを作る位置により、アクセスしやすい所から通すのが最善ですね。
ただ、これからの暑い季節になってくると、
どんな生き物がいるのか分からないので怖い所ではありますが^^;
家中にコンセント完成
こんな感じで大雑把に紹介してきましたが、基本的には各部屋に1つ以上のコンセント配線が完了。
洗濯機は既存のコンセントを広げて2連にしました。
洗濯乾燥は1日2回するので、ポタ電の充電状況や天候次第で、使うコンセントを選んで差し替えます。
冷蔵庫は停電時のみに使用するのを想定しています。
なので冷蔵庫上の高い位置に設置。延長コードを使用しなくても差し替えれる位置にしました。
あとは掃除機とか、雨の日に濡れてしまった靴を乾かす乾燥機を使用できるように、廊下や玄関にも。
1Fトイレにも床下から配線。停電時も断水さえしていなければ、温水洗浄便座を使用する事ができます。
既存のコンセントの幅を変えたくない箇所は、このような組み合わせでコンセントを作成しました。
定置型ポータブル電源 稼働!
さて、幹線とコンセントが完成したので、あとはポータブル電源のAC出力コンセントに前回暫定として作製したコンセントプラグを差し込めば、ポタ電から離れた複数のコンセントに電気が供給できます!
現状では、安い夜間電力を使用して充電するので、充電用のコンセントにはプラグラムタイマーを使いました。
(写真は当時家にあったアナログ式ですが、後日リンクのデジタルタイプに買い替えました)
このプログラムタイマーを使用すれば、設定した時間になるとON-OFFを毎日繰り返してくれるのでとても便利です。
これでポータブル電源を、
ポータブルしない
定置型蓄電池として稼働できます。
でもポータブル電源なので、外に持ち出して使うのも可能です。
以前の記事で書いた一言、
本体はいらないから、コンセントだけ作って!
達成しましたぞ!