最初の1記事目を書き上げてしまえば、次からはサクサクサク~と書けるかな?
と思いましたが。。
いえ、そんな事はありません・・・。
- 《シーリングファン 記事一覧》
①シーリングファン検討
②天井補強 ←いまココ
③電源確保・ローゼット設置
④模型の作製
⑤常夜灯機能追加! 加工編
⑥常夜灯機能追加! 実装編
⑦シーリングファン取付!
今回は、シーリングファンを取り付けるにあたって、天井に設置されている器具はどの程度の重量に耐えれるのか?
を見ていきたいと思います。
前回の記事にも書きましたが、今回取り付ける事となった場所には、照明器具を付ける器具は設置されていないので、
十分すぎるほどの天井補強を行いましたので、この記事で紹介していきます。
この作業は2017年に行っており、当時はこのような記事にするつもりが無く、細かく写真を撮らなかったので写真少なめです。。
引掛シーリング?引掛ローゼット?
築年数が古い家では、電線が直接照明器具に接続されていて、照明器具が天井にネジ止めされている事が多いのですが、
現代の家では、天井に照明器具を簡単に取り付けるための”引掛シーリング”が付いている家庭が多いと思います。
マンションでは引掛ローゼットが多いらしいですが、何が違うの?
と疑問に思う方が多いと思うので、そこから紹介していきますが、今回はシーリングファンを取り付けるための耐荷重という事に焦点を置くので、各器具の詳細は割愛という事で・・・。
引掛シーリング
引掛シーリングには、主に3種、
(画像はネットよりお借りして、加工しています)
①角形引掛シーリング
②丸形引掛シーリング
③丸形フル引掛シーリング
があります。
この3種類は天井の下地に、2本のビスで固定されています。
器具がしっかりと取り付けられていれば、静止耐荷重は5kgです。
ローゼット
ローゼットは主に2種、
(画像はネットよりお借りして、加工しています)
④フル引掛ローゼット
⑤引掛埋込ローゼット
があります。
このローゼットは、天井の下地に、4本のビスで固定されています。
器具がしっかりと取り付けられていれば、静止耐荷重は10kgです。
シーリングとローゼットの違い
結局のところ、シーリングとローゼットの違いは何なのか?
見た目で言えばシーリングは5cm程度。ローゼットは倍の10cmくらいあります。
Panasonicのサイトを見てみると、Panasonicとしては露出型をシーリング・埋め込み型をローゼットと分けているらしいです。
ただローゼットも天井から出っ張って取り付ける為、埋め込み??って感じはしますが。。
ここからはまいたけの主観ですが、
先述の通りシーリングの静止耐荷重は5kgで、ローゼットは10kg。
これはネジ止めの本数に関係しているのかと。シーリングは2本、ローゼットは4本。
シーリングは回してカチッと固定するだけですが、ローゼットは左右に金属の耳が出ています。
この耳の部分にネジが締まる穴が空いているので、重たい照明器具やシーリングファンを直接ネジ止めする事が出来るので、カチッと回す所だけで重さを受けるシーリングと比べると安心です。
なので、
・一般的な照明器具ならシーリング
・重量のある照明器具やシーリングファンはローゼット
が良いんじゃないかと思います。
基本は上記器具ならシーリングファンは取付可能
今回取り付けをする、ODELICのWF255の説明書を見てみると、
このように記載されています。
天井に器具が付いていて、コンセントタイプでは無いモノは基本的に取付可能な事が多いです。
器具を触ってグラグラしてたり動く場合は、電気工事士有資格者により正しく取り付け直しましょう!落下します。
シーリングとローゼットの違いについて解説してきましたが、どれであろうとWF255の取付は可能です。
ただローゼットの場合は天井への穴あけは不要で、何も考えなくても取り付けは可能ですが、シーリングの場合は、天井の下地のある部分に、最低2か所のネジ締めが必要になるので、下地がどの向きにあるのかを調べておく必要があります。
WF255の製品重量は4.1kgだから、引掛シーリングに固定するだけで良いんじゃない?
と思われるかもしれませんが、あくまで静止耐荷重5kgなので、羽根が回転するシーリングファンは別の力がかかるので、必ず別途下地への固定が必要になります。
天井の下地の調べ方は、取付の記事で解説していきますので、併せてご覧下さい。
屋根裏に入って天井補強
今回シーリングファンを取り付ける場所は、建築時からそのような計画は無いため、電源も無く引掛シーリング等の器具も設置されていません。
ここにシーリングファンを設置しようかなと検討したのが5年前の2017年。
でも当時は機種も決めてないし、実際に取り付けるかも不明な状態だったので、とりあえずどんなシーリングファンを買っても取り付けれるようにしておこう!
という事で、フル引掛ローゼットを取り付けて、周辺ならどこでもビスが効く下地を配置しておこうと工事をしておきました。
結果的には天井補強をしなくても、天井の下地に引掛シーリングを取り付けて、併せて器具を下地にビス締めすればWF255は取付可能でした。
まいたけ家は、2009年築のトヨタホーム・シンセレゾンになります。
トヨタホームのユニット工法の方は、参考になると思います(しないか・・)
今回は2階建ての2階天井に付けるので、点検口から屋根裏に潜入します。
暗いので、なるべく広範囲を照らせるライトを持って入りましょう。
するとこのような光景が広がっています。
写真中央やや左の、断熱材が乱れている所が、入ってきた点検口の場所です。
天井裏はどこでも歩いて良い訳ではなく、天井版(石膏ボード)を支える下地(黒い鉄骨)の上を狙って体重をかけます。
と言っても、断熱材に全面が覆われているので、どこが鉄骨なのか分かり難いと思いますが。。。
とりあえず一番盛り上がっている所が、ユニットの鉄骨になるので、そこを歩けば間違いありません。
鉄骨の場所が分からずに、天井板の1点に全体重をかけてしまうと抜けて落下してしまう可能性があるので、なるべく1点に体重をかけないように、這うような感じで移動した方がいいかな。
設置予定場所付近の断熱材を一時的に撤去して、作業場所を確保しておきます。
そして2階天井、シーリングファンを設置したい場所のセンターで、下地探しどこ太を天井にぶっ刺します。
今回は、直径635mmのODELIC WF255を設置するので、半径約320mm+壁との距離300mmの620mmとしました。
ただ、今回は設置場所は階段の上になります。
階段に脚立を立てる事はできないので、シーリングファン取付作業は2階の廊下に脚立を立てて、階段側に身を乗り出しての作業になるので、安全に設置ができるかしっかりとシミュレーションしてから行いました。
どこ太を挿した時に、針が完全に貫通したら、その場所には下地が無いという事になります。
もし12mmとか9mmくらいで止まったら、その位置には下地があります。
それによって作業が変わってきますが、今回は貫通しました。
屋根裏に行って、針が貫通した穴を探します。
矢印の場所が貫通していた場所になります。
今回は屋根裏に入ったので天井の裏側から作業ができるので、必要以上の天井補強をします。
4cm左側に天井を支える鉄骨があり、その鉄骨の下には木の下地があります。この木は鉄骨と接続しているので、この木に引掛シーリングを固定すれば、5kgまでの器具を取り付ける事が可能です。
先述の通り、当時シーリングファンの機種は全く決めていなかったし、設置要件も確認していなかったので、とりあえず最大限の補強をしておこう!
となった訳です。
この矢印の周辺に木材を固定し、埋込ローゼットのビスが全て効くようにします。
物置にあった、60×30mmの木材を鉄骨の間隔の長さで切断し、ボンドを塗って、
天井材の石膏ボードにペタッと貼り、ビスで鉄骨下の木材にがっちり固定しました。
この木1本では、引掛ローゼットのビス位置を賄えないので、同じようにもう1本並べて固定しガッチリ固定できるようにしました。
これで天井の補強は完了♪
あとはここにフル引掛ローゼットを固定していきます。
が、長くなったので電源の取り出しやスイッチの設置も含めて、次の記事で紹介していきます👍
- 《シーリングファン 記事一覧》
①シーリングファン検討
②天井補強 ←いまココ
③電源確保・ローゼット設置
④模型の作製
⑤常夜灯機能追加! 加工編
⑥常夜灯機能追加! 実装編
⑦シーリングファン取付!