どうも~。電器屋じゃなくて修理屋もありなんじゃないか? と密かに思ったポンコツサラリーマンまいたけです。
今回は洗濯機を直します。
直します。と言うほど難しくない簡単な交換かな?
我が家の洗濯機は、2011年製の"日立のビッグドラム BD-V7300"です。
1年365日、毎夜毎夜休まず10年間稼働しています。
毎日洗濯~乾燥までフルで動いているので、相当な稼働量です。
ヤマダ電機の長期保証の6年の間に、メイン基板・表示部基板・水位センサー・乾燥ユニットを交換し、その後の4年間で、まいたけが給水弁交換、乾燥経路からの水漏れ修理をしています。。
ドラム式洗濯機の初期に近い製品なので、乾燥の経路にほこりが溜まりやすい設計となってしまっている為、定期的に分解清掃しているので、上部の分解はもう慣れてます💦
センターキャップが!
先日、洗濯機から洗い終わった洗濯物を取り出した時に、マスクの紐がドラムの真ん中の部分に引っかかっていました。
よく見てみると、、センターキャップがおかしい。
普通の状態は、
このように、ドラムとキャップはほぼ隙間が無い状態のはずなのですが、反対側(180度向こう側)は、
めっちゃ隙間が空いてる!
最近、写真より動画の方が分かりやすく伝えられるのを実感。。
こんな感じで大きく隙間が空いてしまっているので、洗濯物が引っかかったり挟まったりしてしまいます。
以前マスクの紐の長さを調整する、丸いプラスチック部分が無くなるという事件が数回あったので、これが原因かと。
とりあえず、このドラムのセンターにあるカバー(キャップ)が原因ということに間違いは無いので、早速部品の発注をします。樹脂のカバーなのでそんなに高くはないはず。
ちなみにこのカバーは、ドラムを固定するための袋ナットを隠すためのモノです。
これが無いと、洗濯物とナットが当たってしまいます。
色々と調べた結果、このカバーは、日立のビッグドラムシリーズの多くの機種の共通部品となっていました。
品番は、BD-V1-010
部品名、ドラムキャップ
15時までの注文で当日発送!んんー 素晴らしい!
そして翌日
はい。届きました!
注文してから24時間で到着。
んんー。すばらしい!
ドラムキャップ本体と、取り付けネジが入っています。
ドラムキャップ取り外し
ただねじ1本外すだけの作業ですが・・・。
でも、工具のチョイスを誤ると大変な事になります。
まず今付いているドラムキャップを外しますが、我が家は毎日乾燥まで行っているせいか、ネジ頭が隠れるくらいホコリで詰まっているので、ピンセット等で出来るだけ取り除き、
ネジ頭が見えましたね。
このプラスねじのサイズ、+3番となります。
家庭にある一般的な+ドライバーは2番。
ネジ自体も固く締め付けられているので、
このネジを2番のドライバーで緩めると舐めます。
舐めると簡単に外せなくなります💦
なので、必ず+3番のドライバーで外しましょう!!
+3番のドライバーなんてそうそう使う事のないサイズなので、買うのは躊躇しますが・・・。
まいたけは、手回しドライバーの+3は持ってないけど、電動ドライバーのビッドの+3は持っているので、ベッセル ビット差替グリップと組み合わせて使います。
+2番と、+3番の比較。
全然違います。必ず+3を使用しましょう👍
工具の選定を間違えなければ簡単です。
ネジを回そうとするとドラムが回転するので、片手でドラムを押さえながら、ねじを回します。
ネジを回す方向は一般的なネジと同じ、反時計回り。
ネジを舐めないようにドライバーを押さえつけながらグッと回します。
ドライバーのサイズさえ合っていれば難しい事はありません。
ネジが回ればあとは外れるまで回すだけ。
でも、回していると何かカバーの内側からボロボロとゴミが落ちてくる・・・
❕
やばみーなくらい、ごみが溜まってましたよ。
洗濯・乾燥後に放置してしまった時に臭ってた正体はこれっぽいですね。。
定期的に外して掃除なんてしない場所だし、そもそもこんな所にごみが溜まってるなんて想像もしてなかった💦
このままでは交換もできないので、掃除していきます。
普通はカバーは捨てるだけなので、ドラム側だけでオッケー。
細かいカスがボロボロと落ちるので、紙ウエスを濡らして、下に敷いておきます。
金属でこすると傷が付いてしまうので、樹脂ヘラの細い方で削り落とします。
これならどんなに強くこすっても傷が付くことはないでしょう。
センターの部分に取付座が密着するので、この黒くなっている部分は最低限キレイにしておきます。
最後に紙ウエスを濡らして、拭き取ってピカピカになりました👍
ドラムキャップの形状比較をしたかったので、キャップ側も清掃。
リブの内側にごみがギッシリと詰まってましたよ。
新旧形状比較
まずパッと見て気付くのが、リブの高さの違い。
あれだけのゴミが蓄積されてしまうので、改良されたんですね。
この高さなら、ごみは蓄積されずに下に流れていくので安心です。
あとは、取付座の変形!
元々はこのような形状↓であったはずですが、
こんな形↓に変形してしまっています。
この変形が、ドラムキャップが浮き上がってしまっていた真の原因ですね。
変形によりネジも簡単には外れませんでした。
きっとこのまま使い続けると、取り付けネジを残して破断し、キャップが洗濯物と一緒に回っていた事でしょう・・・
こう見ると全然形が違いますね。
新品取り付け
ある程度キレイに掃除したら、あとは取り付けるだけです。
新品のねじも付属しているので、旧キャップから取り外したりする必要はありません。
位置を合わせて、+3のドライバーで締めるだけ。
外した時みたいな力で締める必要はありません。
ある程度ギュッと締めるだけで大丈夫!
これで隙間も無くなって、汚れ臭いもなくなりました👍
もう10年稼働していますが、あと数年は酷使します!
おまけ
この洗濯機は乾燥機能をよく使うと、乾燥経路にほこりが溜まります。
溜まる場所は乾燥フィルターの奥の奥。説明書通りの掃除じゃ手の届かない所。
そんなところを1年に一回程度分解清掃しております。
給水ホースと上部のカバーを外し、
乾燥フィルターの奥のエコフラップのカバーを、ねじ7本くらい外して外し(樹脂製のホースが繋がっているので丁寧に)、
エコフラップ周辺のほこり。
そして、この下(奥)から乾燥フィルターに向けて温風が出てくるのですが、ここの奥に結構ほこりが溜まるんです。
でも手が届く場所でもないし、掃除機も入りません。
そこでピックアップツールを使用します。
手元のレバーを押すと、先端から4本のツメが出てきて、ほこりをつかみ取れます。
しかも先端にはLEDが付いているので、暗い場所でもよく見える。
先端を奥の方に突っ込んで、レバーを押し込む。本体はフレキシブルに曲がるので対象物を狙いやすい。
こんなのがゴロゴロ取れます・・・
あとは乾燥フィルター奥のエコフラップ周りを綺麗にして、
カバー・電線を元通りにして、
上部カバーも元通りして完了♪
これで洗濯機もまだまだ酷使できるはず・・・
さぁ、サイトリニューアルも進めていきますか。。。