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【エアコン】フィルター自動お掃除?これどうなの?(分解編)

2023年1月21日

✋まいたけです。

今回は、2009年製パナソニックエアコンのお話です。

当時(今もか…)、エアコンの上位機種にはフィルターの自動掃除機能が付いているのは当たり前というか、ニーズが高い時期でしたね。

自動でフィルター掃除してくれるなんて画期的!

という風潮でした。(今も)

掃除の手間もかからないし、フィルターの目詰まりが無ければ効率よく冷暖房できるので、良い事づくめです🤩



本当にそうでしょうか?

フィルター自動掃除機能

フィルター自動掃除機能って簡単に言うと、お掃除ユニットのブラシが、回転or往復してフィルターのほこりをかき集めるんです。

その集めたほこりを、

①ボックスに溜める
②屋外に排出

この2種類です。

ボックスに溜めるとボックスの掃除が必要だよね。

屋外排出の方が手間かからない!ヨシ!

となりますよね。

2009年当時は、屋外に排出するタイプはパナソニック・東芝・シャープ等のメーカーが採用していました。

が、

今はパナソニックの一部機種のみの採用となっており、ボックスに集めるタイプがほぼ全てです。

そんな便利な機能なのに・・・

なぜ?

この先の記事を読んでいただければ納得していただけるかと。

2~3年に一度の分解清掃

まいたけは、エアコンは自分で分解清掃するようにしています。

今回はリビングエアコンのPanasonic CS-50RKX2の分解清掃。

本当は毎年秋に分解清掃したいんだけど、面倒でグタグタしてる間にあっという間に冬になって暖房シーズンに突入・・・。

なので数年おきの分解洗浄になってしまいます😅

という訳で、数年に一度の分解洗浄の様子を!

まずは、ほこりや汚れた水が落ちるので、床は養生クッションマットを敷いておくと安心。

まずはコンセントを抜いておきましょう。
基板を触るので、通電状態だと感電の恐れがあるので絶対です。

あと、基板に実装されている電解コンデンサは、電源を遮断してもしばらくは高電圧を溜めているので、一番初めに抜いておきましょう。

マットの内側になるけど、水がかかるとマズいコンセント類はマスカーで保護。ビニール製なので安心。

そして、前面パネルオープン!

うぉぉぉぉ~!

ほこりとカビがひどい!!

見たくも無いし、お見せしたくない写真となっております。

でもこれが現実・・・

お掃除機能付いているから大丈夫

とフィルターを見ない家庭も多いと思います。

酷いとこのようになっているかもしれません💦

フィルター以外でも、今回はそこら中にほこりがあるなという印象。

とりあえず外せるところを外していきます。

このような家電の分解には、ベッセルの電ドラボールが便利です。電動でも手動でも使えるし、電動のトルクが丁度良いんです😀

前面パネルの裏もカビがひどい。

お掃除ユニットの枠や、熱交換器もほこりが詰まってます・・・

室内機下部のコーナーのカバーを外すと、

なぜこんな所にほこりが溜まる??

更にバラしていきます。

これはひどい。

ほこりが塊になって挟まってますね。

電線の付け方も気になる・・・。

被覆剥ぎすぎ&シースも電線抑押さえより下まで剥いである🤔(量販店工事)

お掃除ユニットが外せる状態までバラしました。

隙間と言う隙間に、ほこりが塊になって詰まってました。。

とりあえず掃除機で吸えるほこりは吸っておきます。

ブローファンユニット・お掃除ユニットを外す

パナソニックのお掃除機能エアコンの分解にはすごく手間がかかります。。

左側の基板

向かって左側の基板が入っているカバーを外し、お掃除ユニットにつながっている配線を確認。

写真を撮っておくと、後で元に戻す時に、配線がどこを通っていたのかを確認する事が出来るので、心配であればバラす前の写真を撮っておくと良いですね✋

お掃除ユニットからのコネクタは3つ差さってました。

コネクタごとに配線の絡まりを解いておくと、お掃除ユニットを外す時にスムーズに外せます。

この基板の奥にある、ほこりを屋外に排出するブローファンも外して確認してみます。

その前にブローファンに繋がっているほこりが通るホースを外して、

内部確認。

思ったより酷くはないな。

ブローファンに繋がるコネクタを2つ外し、

ブローファンを固定するビスを数か所外し、ブローファンのユニットを手前に引っ張る。

青矢印は、ブローファンと屋外排出ホースの接続部。(写真は手前に引っ張って外れてます)

おっと、ブローファンのユニットに基板が付いたままだと、配線があるので床まで下ろせない

なので基板全撤去😅

これでブローファンユニットが外れました。

排出ホースを確認してみると・・・

コレハヒドイ。

完全に詰まってます😥

これではブローファンが動いても、屋外に空気を出せません。

この状態では、その空気は室内機側で漏れますね。。

フィルターから集めたほこりと共に。。。

だから室内機の隙間に大量のほこりが塊となって詰まっていたのでしょう😅

お掃除機能(屋外排出タイプ)が付いているが為に、このような現象が起こります。

本末転倒ですね。

でもここまで分解して掃除をする一般ユーザーは極少数。

だから今はボックスにほこりを集める機種が大多数になったのですね!

右側の基板

お掃除ユニットの配線は、この右側の基板にもあります。

室内機が右の壁側に隙間なく取り付けられている場合は、かなり困難(無理?)な作業になると思います😥

エアコンの新規取付を依頼する際に、取付箇所の左右に余裕があるなら、メンテナンスや修理の際の事を考えて左右に余裕をとってもらうと良いですよ!穴あけ位置とかいろいろと制約があるので、全ての現場で対応できるわけでは無いですが😅

基板はこの金属のケース内に入っています。

カバーを開けると、配線がいっぱいありますね。ここが室内機のメイン基板ですね。

これがお掃除ユニットから出ている配線です。

この線が繋がっているコネクタを抜く訳ですが、結構ゴチャゴチャしています。

コード押さえから外し、電線を1本1本追っていきます。

該当するコネクタを抜いていきますが、

安心して下さい。同じ形のコネクタは無いし色分けされているので、組付ける時に間違えて挿すことは無いように作られています。

ただ、挿し忘れに注意。

お掃除ユニットのコネクタは3つか4つ程度ですが、
配線が絡まっていたり、作業性の関係で10本くらい抜く必要がありました…

外したコネクタは、お掃除ユニットと一緒に外すので、引っかかりや絡まりを解いておき、一ヶ所に集めておきます。

あとは、お掃除ユニットを固定している数本のビスを外し、配線に気を付けながら手前に引っ張れば、お掃除ユニットが外れます。

これでやっと、熱交換器を洗浄できる状態になりましたね。

それにしてもこの汚れは酷い。前回の洗浄から僅か2年でここまでとは😱

しかしここまでしないと熱交換器の洗浄ができないなんて、構造的にどうなの?

フィルター自動清掃機能の有無は選べない?

そんなにフィルター自動清掃機能が嫌なら、付いてない機種を買えば良いじゃない。

うん。確かにそれは一理あるんですが、

お掃除機能が付いていない機種は、他の便利機能や省エネ機能も省かれているんですよ。

極端だけど、冷房・暖房・除湿が出来れば良いでしょ?

くらいの機種が多い。リモコンもショボい(´・ω・`)

同じ出力でも、上位機種よりも電気代が高い。


あと造りがチープな事が多い。

特にパナソニック。冷暖房中の温度変化でバキバキ音が鳴るし、ツメの嵌合も悪いんですよね。

その点は、三菱電機が優秀です。下位モデルでもしっかりと造っている印象ですね。

省エネエアコンで、ある程度便利機能が付いたエアコンが欲しいけど、フィルター自動清掃機能はいらない

そんな要望に応えられる製品は存在しないんですね。



いや、考え方を少し変えれば

あるぞ!

最近の三菱電機・霧ヶ峰シリーズ。

最上位機種じゃなくても(FZ・Z・Rモデル)、ユーザーが簡単にお掃除ユニットを取り外しができる!

なので熱交換器まで簡単にアクセスができるから、掃除もできる!

最近のエアコンは高機能化されて、室内機の構造がどんどん複雑になってきている中、このようなユーザーに優しい製品を開発する三菱電機。

好きです。

普段はフィルター自動清掃機能で、手間なくフィルター掃除ができる。
シーズン終わりには、熱交換器を気軽に掃除できる。

おすすめです。

まいたけも買いました。リビングに2022年モデルのZシリーズ。

次の次の記事で紹介します✋


次は、この分解したエアコンを洗浄します。

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