先日、キングジムのTEPRA PRO(SR-R2500P)を購入しました😊
主な使用用途は2つあって、
一つは各家電の取扱説明書をPDFデータとしてサーバーに保存し、QRコードで手軽に見られるようにする事。
もう一つは趣味で電子工作等をしていると、多種多様な端子類の在庫が増えていきます。
その端子は、電線のサイズによって使用する端子が変わってくるので、QRコードを使って簡単に使用すべき端子が分かるようにする事。
これに関してはまた別記事で紹介していきたいと思います👍
SR-R2500PはACアダプタ非対応
今回ラベルプリンターを購入するにあたり、必須なのはQRコードが作成できる機種。
ラベルプリンターを販売しているメーカーは主に、
・KING JIMの”TEPRA”
・CASIOの”NAME LAND”
・brotherの”P-TOUCH”
がありましたが、会社で使っているのがTEPRAだったので、今回はTEPRAから選ぶ事にしました。
スマートフォンのアプリでラベルの作成をしたいので、候補としてはSR-R2500Pと、SR-MK1となりましたが、使用頻度がそこまで無い事を考えると安い方が良いかな🤔
と言うわけで、SR-R2500Pを購入しました。
購入する前から分かっていた事ですが、この機種の電源は、
・単三アルカリ乾電池6本
・充電式ニッケル水素電池6本
のどちらかとなります。
上位機種のようなACアダプタには対応していません。もちろん差し込むジャックも存在しません。
乾電池を6本も使うのは精神衛生上あまりよろしくないですね😓

かといってこれ専用に充電池を買う気も起らないし、ニッケル水素電池は定格電圧が1.2Vなので、使用可能時間はアルカリと比べて短いと思います🤔
実際にしばらくはアルカリ乾電池を使用して使ってみましたが、スマートフォンとの通信はBluetooth通信で電池の消耗もあるし、ラベル作成中の待機時間も結構長い。。。
ラベル印刷時も熱でラベルに転写するので、それなりに電池を消費します。。。
しばらくいろいろと印刷していると、

バッテリー残量低下のLEDが点灯してしまいました。
また電池6本使うのか・・・。これはランニングコストが結構かかる気がしますね。
ACアダプターを使えるようにするには
本体の電池の電極を見てみると、電池6本が直列で繋がっています。
1.5V×6本=9V
の計算になります。本体背面を見てみると、

親切に、DC9V 9Wとの表記がありますね。
9V1AのスイッチングACアダプタを準備すれば良い事が分かります。
9V1A ACアダプタ
上記ACアダプタは、最も一般的な外径5.5mm。内径2.1mmの規格なので、それに合わせたDCジャックを用意。

左は基板実装用。右は直径12mmの穴をあけて挟み込めるタイプのモノ。
基板実装用は専用基板が必要となり一般的ではありませんので、右側の方を使うと良いでしょう。
DCジャック
本体の電池の電極と、DCジャックを電線で接続すれば、論理的にはACアダプタが使えるようになります。
いつものまいたけなら、本体を分解し、DCジャックを固定できる場所を探してドリルで穴あけ。
電線をはんだ付けして完成!と言った自己満足的な記事をとして紹介していましたが、
・分解なんて無理
・ドリル持ってない
・はんだごて持ってない
といった意見の方が多いと思います。
特にテプラは、一般的な人が使用する道具なので尚更です。
このテプラSR-R2500Pのレビューや口コミを見ていると、
ACアダプタが使えれば良いのに
電池6本はキツい
ACアダプタが使えないので上位機種にしようとしたけど高い!
上位機種にしても純正ACアダプタが高い!※5500円
等。この機種でACアダプターを使用したいといった口コミが多くありました。
逆に、
使用頻度が少ないから電池で良かった
電池だと外でも使える
等の電池で使用できるのがメリットという口コミもありますね👍
この機種にACアダプタを使えるようにする記事は、ある程度需要はあると思いましたが、
誰でも簡単に使用可能にする方法を考える必要があります。
でもそう簡単ではありません。基本的にはんだごてやドリルは必須になりますからね。
そうして始まったテプラACアダプタ計画、、、
売れるような製品が作れるのか試してみよう
という意気込みで始めました。
ポン付けできるユニットを作る
まいたけは、最近3Dプリンターにハマっているので活用しましょう!
本体の電池を入れる部分はこのようになっていますね。

本来電池を入れる部分に、3Dプリンターでベースを作り、電極やDCジャックを埋め込む。
純正の電池カバーでは完全に塞がれてしまうので、電池カバーも作成しACアダプタのプラグが挿せるような穴を設ける。
端子を圧着し配線を完了すると、電線や端子が表に出ていると見栄えも悪いしショートの危険もある。
指で引っかけて断線させてしまう可能性も高いし(👇試作品)

なので安全の為、全面にカバーも作成した方がいいね。
大量の試作品(ゴミ)を作り、試行錯誤。。。

(👆全部ゴミ😓現実はもっとあります)
トータル何十時間費やしたのでしょうか??
ほぼ最終形態がこちらになりました。👇

印刷時間は約2時間かかります💦

サポート材を取り除き、導通に必要な部品を組み付けていきます。

端子は裸圧着端子R型を使用し、JIS適合の工具で圧着しています。

本体との電極の接点は、鉄(ユニクロメッキ処理)の皿ネジを使用しました。

電線はDCジャックにしっかりとはんだ付け。ACアダプタはセンタープラスなので、それに合わせて配線しています。
カバーをねじで固定して電源ユニットの完成です👍

電源ユニットの脱着は、本体のバネに押し付ける必要があるため、指をかける場所を設け、滑らないようにギザギザにしました。

脱着はこんな感じでスムーズに行えます。

あとは電池カバーをパチンとはめるだけ!

DCジャックにプラグが挿し込めるように穴を設けていますが、もう少し小さくても良いかな?
純正と同じような感覚でパチンとはまります。

本体とのクリアランスや、フィレットの半径を確定するのに結構難儀しました😥
底面側は、純正の電池カバーには滑り止めが付いているので、同じように滑り止めを貼り付け!

3Mのクッションゴムを使用したので、滑り止め効果は抜群です。全く滑りません🤗
さあACアダプタを接続してみましょう。
、本体横にACアダプタを挿すので、L型のプラグを使用しました。

最小限の出っ張りで済むので、これなら棚の中の狭いスペースに入れたとしても十分使えます。
コンセントに挿せば普通に使えますよ🤗

これで電池を気にせずテプラが使えるようになりました!
こまめに電源を落としたりとか、電池の消耗を気にしながら使うのは精神衛生上良くないと実感しましたよ。
本体には一切加工をしていないので、改造痕は一切残らないし、もちろん電池でも動かす事が可能です🤗
フリマサイトに出品してみます
さて、誰でも簡単にテプラSR-R2500PをACアダプタ駆動できるようなモノが作製できました。
口コミやレビューでACアダプタでの使用を求める声が多いので出品してみようと思います。
ただ個人が作ったモノなので、メーカーがヨシとするはずがないので、自己責任で使用する事が大前提となります。
ただ直流9Vの乾電池を、直流9VのACアダプタで置き換えただけなので、実際に問題が起きる事は無いでしょう。
ただし、使用するACアダプタを間違えると本体が故障する可能性があるので注意が必要です。
使用できるACアダプターは、
・9V1Aのスイッチングタイプ
・プラグサイズ、外径5.5mm・内径2.1mm
・センタープラス
トラブル防止の為、基本的にACアダプタもセットにして販売します。
この記事で紹介した白色の他に、黒色でも製作してみました。
本体は白なので、アクセントが欲しい方は黒色もアリなんじゃないでしょうか🤗
2025年2月6日現在の情報
メルカリ・Yahooフリマで販売を再開しています。