レンジフード交換 家電設置・改造・修理

格安のPIU STYLE 薄型レンジフード換気扇に交換してみた!@④本体取付編

2022年12月2日

さて、いよいよ本体の取付をしていきましょう👍

≪レンジフード交換 記事一覧≫

①調査・準備編
②取り外し編
③異音対策編
👉④本体取り付け編
⑤幕板取付・完成編

※前回異音対策の記事を書きましたが、実際は設置後に対策した為、写真は対策前の写真が写っています。

固定位置を調査する

レンジフード設置場所はこのようになっています。

レンジフードで隠れる部分は、キッチンパネルが貼り付けられていませんでした。

問題は、新しいレンジフードの固定箇所にネジが効く下地があるかどうか!

このPIU STYLEのレンジフードは背面側の壁に4本のねじで直接本体を固定する仕様になっています。

(PIU STYLEのホームページよりお借りしました)

大手メーカーみたいにベースを固定して、そのベースに本体を引っ掛けるタイプだと良かったな😅

取付説明書を見れば、4か所の固定位置が分かります。

幅900mmの場合、
上の2本の位置はレンジフード下端から207mm。右端・左端から185mm(両穴間は529mm)の位置(赤枠)

下の2本は、レンジフード下端から64mm。右端・左端から50mmの位置。

その位置を鉛筆で罫書いてみました。

この位置にねじの効く下地があれば簡単だし、もし無ければ何かしらの補強が必要になります。

壁材が石膏ボードなので、下地の有無を調べるのは簡単です。

シンワの下地探しどこ太を刺すと、

針が途中で止まったので、下地があるという事。

目盛りは13mm程度の所なので、12mm厚の石膏ボードを固定している下地と考えて良いでしょう。

奇跡的?に4か所全てに下地がありました。

が、

上側の2本は、説明書では仮ビス位置の扱い。

固定用のビス位置は斜め下に15mm程度離れた位置で、その位置には下地はありませんでした💧

ただ、仮ビスの位置で固定しても問題ないでしょう。

Panasonicの壁裏センサーを使って、レンジフード裏の下地がどのように入っているか調べてみたら、

横方向の下地は300mm間隔くらいであり、縦方向は500mm間隔くらいでした。

正直レンジフード取付箇所なので、全面にボード裏に木板が貼り付けられているんじゃないか…と淡い期待していましたが、そんなに甘くなかった!

本体を固定する

固定位置に下地がある事が分かったので、本体の固定をしていきます。

まずは、上部の2か所のみビスを締めるので、3mm程度のドリルで下穴を空けます。

ここにビスを入れて、本体を引っかけるんだけど、キッチンパネルとの段差が大きいので、このままだと真っ直ぐ付けれないような気がしたので、同程度の厚さの木材を入れる事に。

測ってみたらキッチンパネルの厚さが7mmもあった😮

手持ちの木材で一番近かったのが、5.5mm厚のMDF合板しかなかったけど、ま、これで問題ないでしょう。

本体を固定するネジが直径5mmなので、それより大きい穴を(今回は6mm)空けておきました。
裏側に両面テープを貼って仮止めできるようにし、これを4枚作成。

本体を仮固定する上部の2本のみ、両面テープで木材を壁に貼り付け、ビスを5mm程度隙間を空けて締める。

この2本に本体を引っかけて、下の2本の位置出しをします。

精度に自信があるなら、この時点で4本ネジ締めをした方が早いんだけどね!

でも1本が数ミリずれるだけで、穴に上手く入らなくなるので無難に分けて行いました。

本体の仮設置

本体を持ち上げて、ビスに引っ掛ける訳ですが、本体重量が14kgあります(900mm幅の場合)。

十分一人でも設置できる重さですが、サイズが大きいので2人で設置した方が確実かな?

まいたけは、滑り止めの付いた手袋を着用して一人で設置しました✌

IHコンロの上に養生クッションマットを敷いて、本体を置けば最短距離で楽に持ち上げられます。

はい!ビスに引っ掛けました!

本体の上に水平器を置き、

今回はマグネット付きのデジタル水平器を使ってみました!視覚的効果がなかなか良いです^^

掛けた時点では、こんなビシッと水平は取れていないので、低い方を持ち上げてほぼ水平になるように調整し、引っ掛けてあるビスを締めて固定。

この状態で、下側2か所のビス位置を壁にマーキングします。

キッチンパネルの厚みが7mmあるので隙間が空いていますね。
斜めにならないように、鉛筆を水平に持ってマーキングしました。

マーキングしたら、せっかく引っ掛けた本体を取り外します。。

この罫書いたダルマ穴の上部センターにビスがくるように、ビスを5mm程度壁から空けて締め、本体を固定する4か所の位置が決まりました。

この4か所にしっかり入るように、本体を持ち上げて引っ掛けます。

ワッシャーが浮いて動くので、なかなか思うように入らなかった!

なるべくワッシャーに当たらないように、ダルマ穴下部のセンターをしっかり狙っていきましょう😅

説明書通りに幕板を取り付けるなら、このタイミングで幕板の下部の取付金具の穴あけ位置を出します
本体を固定してしまうと、ビスを締める作業スペースが無さすぎるので苦労します。

まいたけ的には説明書通りの取付はおすすめしません。
詳しくは次の記事”前幕板の取付”で書きますね✋

という訳で、ここで引っかけたネジはまだ緩んでいる状態なので、しっかりと締めて本体の固定は完了♪

ダクトの接続

続いてダクトを接続していきます。

レンジフードのダクトは直径150mmが標準ですが、排気位置や高さは現場によって違います。

なのでアルミフレキシブルダクトを使用されていたり、使用したりする事が多いんだと思います。
だって楽ですもん😅

伸ばすのも曲げるのも自由自在なので、とっても時短になります。

が、

レンジフードのダクトとして使用するのは、強度と耐食性の観点から、消防法的にはグレーみたいなのでご注意を。

ちなみにアルミフレキシブルダクトは、長さ1mの状態で売られており、伸ばすと3~4mの長さになります。
でも伸ばすと薄い部分が多くなるので、直線部分はなるべく伸ばさないように使った方が良いです。

という訳で、まいたけは排気が流れる部分にアルミフレキシブルダクトを使わない方法でダクトを接続していきます。

使うのは、スパイラルダクト用の90度エルボ

スパイラルダクトは旧レンジフードを取り外した時に、ちょうど良い長さになるように切断しておいたのでピッタリです。

高さは、
短ければ、カットしたスパイラクダクトを使用し、
長ければ、90度エルボの重なり部分をカットしようとしてたけど、偶然ピッタリでした😁

でも、レンジフードの出口と90度エルボは同径なので差し込むことが出来ていません。

このままテープで貼るのは強度的にNGだよね。テープが剥がれたり破れたりしたらマズイ。

なので、両方のパーツを接続するためにアルミフレキシブルダクトを使用します。


本体の排気口高さが74mmだったので、ダクトは80mmでカットしました。

アルミフレキシブルダクトはカッターで簡単にカットできます。

そして、本体の排気口に入れて、

90度エルボをセットして、

アルミフレキを伸ばせば~

完了♪

これでズレたりしません。

あとはスーパーアルミテープで貼り付けるだけ!

こういった見えない場所にアルミテープを貼り付ける時は、スーパーアルミテープを使うと良いです👍
100均のと違って接着力も耐久性も格段にちがいますよ✋

90度エルボの両端に、スーパーアルミテープを1周貼り付けました。

あとは、本体の排気口のパーツ周りとアルミフレキ周りも隙間が無いように貼り付け。

換気扇のスイッチを入れて、風を感じる隙間が無いようにテーピングしたら、ダクトの接続は完了です✌

電源とアースの接続

電源はコンセントに挿すだけですね👍

アースは万一漏電した際に、感電しないように電気を逃がす役割があります。

本体の矢印のネジがアースに逃がすネジとなっています。アースの記号も刻印されているので分かりやすい。

1.6mmのIV線で輪を作り、締め込みました。
もう片方の端は、元々あった差込コネクタへ。

これで電源周りも完成です✌

無駄に補強してみた

これからの作業はやらなくても問題ない作業です。

自己満足で取付の強度をUPさせたというお話です。


本体の取付は4本のビスで行いましたね。

でも全部奥側なんですね。手前に600mmも張り出しているのに、奥側だけで大丈夫なの?

取り付ける前に思ったので、補強するパーツを買っておいたので付けてみました。

足長よーと(ホームセンターで200円くらい)と、ツイストチェーン。

ツイストチェーンじゃなくても良いです。耐荷重が20kgでサイズ的に丁度よさそうだったのでこれにしました。

切り売りで2m購入しました。

足長よーとを、レンジフード上部の壁(下地のある所)に下穴を空けてねじ込みます。(両端2か所)

向きが中途半端な位置ですが、固くなって手で回せなくなった状態です。

この先はペンチで挟んで、フックの開口部が上に向くようにしました。

そしてフックにチェーンを引っ掛け、レンジフード本体の穴に斜めにチェーンを引っ張り、

ボルト・ナット・ワッシャー・スプリングワッシャーを使って、レンジフード本体とチェーンを固定。

ツイストチェーンなので隙間が空いて、緩そうに見えるけど、実際はガチガチに固定されています。

同じように反対側も行いました。

ここまで強度を上げておけば、ちょっとやそっとの事で落下してしまう事もないでしょう。

でも、、、ここまでしなくても問題は無いでしょう^^

残すは前幕板の取付

本体も固定され、ダクトも接続されました。

レンジフードの機能としては100%発揮できる状態です。

ですがダクトや電源コードが見えて、とても完成という見た目ではありませんね。

そこで、この見苦しい所をスッキリ隠す前幕板を取り付けます。

ほとんどのメーカーは、この部品は別売りとなっています。現場によってサイズが異なる為ですかね?

ところが、今回購入したPIU STYLEのレンジフードは高さ700mm用の前幕板が同梱されているんです😀

高さが合うなら、とってもお得ですね。何も考えなくていいし😁

ただ、取付には少々難ありだったので、説明書通りの取付はしませんでした。

なが~くなったので、次の記事で前幕板の取付を行っていきます👍

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①調査・準備編
②取り外し編
③異音対策編
👉④本体取り付け編
⑤幕板取付・完成編

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