はーい✋
前回、レンジフードの調査をして、適合するレンジフードを購入しました。
PIU STYLEの薄型レンジフード。ホワイト色です。
これを付けるためには、既存のブーツ型レンジフードを外さないといけないので、その作業内容を紹介していきます。
≪レンジフード交換 記事一覧≫
①調査・準備編
👉②取り外し編
③異音対策編
④本体取り付け編
⑤幕板取付・完成編
取付説明書を検索してみる
まず、今ついているレンジフード(Panasonic FY-90HZK7TY6)がどのように取り付けされているのかが分かりません。
何となくは分かるけど、しっかりと確認しておきたい。
そんな時は検索サイトで、型番+取付説明書で検索してみます。
もし説明書までたどり着ければ、取付と逆の手順で外していけば良いので簡単!
でも全くヒットしませんでした・・・。
Panasonicなので、メーカーサイトにあるだろうなーと思っていたのですが、住宅メーカー用の専売品だったのかな?
まぁ、ブーツ型レンジフード自体の構造は見る限り単純なので、見えるネジを外していけば問題ないでしょう✌
作業開始!
まずレンジフードの取り外す順番はこのようになっていました。
①フード
②幕板
③本体
ブーツ型レンジフードはこの順番になるんじゃないかな?と思います。
フード部分にはスイッチがあるので、このコードが本体側に接続されてますね。
覗き込むとカプラー接続されています。
左右のツマミを押しながら引っ張ったら簡単に外れました。
油汚れがひどい場合、固着してなかなか外れないかもしれません💧
おっと、このまま外していく時に、うっかりパーツを落としてしまったりすると大変。
IHのトッププレートが割れたりしたら洒落になりません😥
マスカーで油分・水分が染みないように養生。
その上に養生クッションマットを厚めに敷いておきました。
ここまでしておけば、多少落下させてしまったとしても大丈夫でしょう!
そして作業スペースとしても使えます✌
この養生クッションマット、何かプロっぽい!と思って以前購入しましたが、本当に出番が多い!
洗濯機・冷蔵庫等の重量物の運搬にも使えるし、クッション性が強いので養生には持ってこい!
なるべく大きめを買うと良いと思います。まいたけは120cm×240cmを使用しています。
フードの取り外し
さて、フード部分を外していきます。
フード下部にこのようなネジがあります。
このねじを外すか、緩めれば良さそう。
ただフードの下部は傾斜しているので、普通のドライバーはもちろん、ショートタイプのドライバーでもネジ穴にうまく嵌りません💦
こんな時は、L型のドライバーを使えば、狭い隙間でもネジを回すことが可能👍
今回はラチェット機能がついて、先端パーツが色々付いた、高儀のラチェットハンドル 2WRS-100を使用しました。
ネジは外さなくても、軽く緩めるだけで大丈夫でした。
緩めて金具を上にズラすだけで固定が外れます。
左右同じ構造なので、2か所行うとフード下部の固定が外れて、矢印の部分を支点に動きます。
少し上に持ち上げながら、手前に引けばフード部分が外れました✌
幕板の取り外し
次に幕板を取り外します。
表面上はねじなどは見当たりません。
内側から覗き込んでみると、
蝶ネジが3か所ありました。
これを緩めると、、、
矢印の幕板を挟み込んでいた金具が緩んで、幕板を手前に引き出すことが可能になります。
ただ、まいたけ家の場合は、幕板下部に両面テープ(写真の黒いの)が貼り付けてあったため、ちょっと苦労😂
そして、内部が見えてきました。
幕板内部は、吸い込んだ空気を外に排出するためのダクト(プロペラファンの場合は換気扇本体)と、電源のコンセントがあります。
多くの場合は宙ぶらりんのコンセントになってるみたいです。
想定と違った!
事前にレンジフードと接続するダクトについて調べていたのですが、PIU STYLEのホームページや、電器屋さんのブログ等を見ると、フレキシブルダクトを使って、屋外の排気口(ガラリ)まで接続してある場合がほとんどでした。
(PIU STYLEのホームページよりお借りし、加工しています)
同時に、キッチンの換気ダクトにはアルミフレキシブルダクトは使用しない方が良いという内容も確認していました。
ただ、多くの業者がアルミフレキシブルダクトを使用している。
機種や住宅環境によって排気位置が異なる為、フレキシブルダクトを使用するのが一般的となっているようで、まいたけ家もフレキシブルダクトを使用してあるだろうと勝手に決めつけていました💦
では、現実はどうでしょう?
まいたけ家はスパイラルダクトが使用されていました!
まいたけ家はトヨタホームでの建築なので、レンジフードも工場で取り付けられています。
この当時に建築した建物の多くはこの機種が採用され、取付方法も標準化されており、一番排気効率も良く汚れも溜まり難いスパイラルダクトが採用されているんだと思います😲
フレキシブルダクトは、簡単に伸び縮みするので、レンジフードとガラリを接続するのに非常に簡単ですが、肉厚が薄くて弱い・内部の凹凸がたくさん有り、汚れが溜まりやすいという欠点があります。
なので理想的なのは、レンジフードとガラリを直線的に結び、肉厚があり内部に凹凸が無いスパイラルダクトを使用する事です。
という事で、さすがトヨタホーム。理想的な取り付け方法で取り付けられていました。
でも、交換する時はどうでしょうか?
同じメーカーだとしても違う機種。特に今回はブーツ型から薄型レンジフードへの交換。
排気位置が全く同じ位置になるはずがありません。
なので取り換えの際にスパイラルダクトを撤去し、設置が簡単なフレキシブルダクトを使用して交換する工事が一般的になっているのだと思います。
そもそも初めからフレキシブルダクトを使用している工務店も多いんじゃないかと思います。
今回はどうする?
先述の通り、スパイラルダクトからフレキシブルダクトに交換した方が簡単です。
でもやっぱり、理想的な取り付け方で取り付けたい!!
・現状の寸法
・新しいレンジフードの寸法
いろいろと検証した結果、
・奥行きの排気位置がほぼ同じ
・150エルボを使用して90度向きを変えた時の排気高さがほぼ同じ
という事で、既存のスパイラルダクトをカットし、150エルボを使用するだけで新しいレンジフードに接続できる事ができそうなので、この方法で行う事としました😁
本体の取り外し
取り外しの話から少し脱線しました😅
本体を外していきますが、スパイラルダクトをカットする工程を中途半端に行ったため、紹介していく工程と実際に行った作業がズレているので、写真に映り込むダクトの状態等がズレてます。。。
まずは、コンセントを抜いて、緑色のアース線を外します。
あとはダクトを外すだけですね。
ダクトと換気扇はアルミテープで貼り付けられているので、アルミテープを剥がします。
フレキシブルダクト接続だったり、真上からダクトが接続されていれば、アルミテープを剥がすだけなのですが、
レンジフード本体は通常、真上にダクトを繋ぐように造られていますが、今回は真横に排気するパーツ FY-AS616が付いていて、伸縮できないスパイラル管が繋がっているのでこのままではレンジフード本体が外せません。
なので、矢印の箇所のねじと、奥のねじ合わせて4本を外し、FY-AS616をダクトと反対側(今回は右側)にずらしてダクトから引き抜きます。
これで、レンジフード本体は壁に掛かっているだけの状態になりました。
レンジフードは本体を壁に直接ねじ止めして固定いる訳では無く、金具を壁に固定して、その金具に引っ掛けている事が多いです。特に大手メーカーはそのような固定方法がほとんどです。
レンジフード内を見てみると、
本体に開口があり、引っ掛けてある金具がありますね。
拡大するとこんな感じで引っ掛かってます。
そして下部にはズレないように壁に2本ネジ止めされています。
この2本のねじを外して、全体を真上に持ち上げて、金具から外すだけです。
トッテモカンタン!
ねじを外して~
あとは、金具の引っかかりを外して下ろすだけです。
重量は13kg程度なのでそんなに重たくないですね。
しっかりと足場を確保して、真下に養生クッションマットを敷いておけば、真下に下ろすだけなので、そんなに大変ではないです。
レンジフードが付いていた所には、引っ掛けてあった金具が残っています。
金具はねじで壁に固定してあるので、外してレンジフード取り外し完了です😁
スパイラルダクトの加工
現状がスパイラルダクトで接続されている方にしか参考にならない作業となります😅
先述の通り、今回はスパイラルダクトを短くして新しいレンジフードに接続します。
新しいレンジフードの排気口に、150エルボを当てた高さが、現状のスパイラルダクトを奇跡的に同じでした。
(レンジフードを取り付ける高さに左右されますが)
この150エルボに合わせて、スパイラルダクトをカットします。
図面と現物を照らし合わせて、カット量を出します。
壁から160mmの位置まで必要なので、スパイラルダクトにマーキングして、
金属切断用鋸ハイスパイマンでカットしていきますが・・・。
さすがにこの状態でカットするのは無理があるようで・・・。
屋外のガラリを外して、スパイラル管を引っ張り出しました😅
屋外で作業台の上でカットした方が早くて楽!!
外したついでに、管内部も洗剤でしっかりと洗って、コーキング材もしっかりと隙間に充填しておきました👍
ガラリも元通りに戻して、新しいレンジフードを取り付ける準備も完了です😁
次の記事で取付です👍