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トイレの棚に扉(引き戸)を設置する!の巻

2021年8月29日

アディオス!!まいたけです👍

ん?(アディオスってさようならって意味だぞ)

響きが良かったので。。

まぁそんな細かい事はいいんです。。

そして、

この記事はトイレリフォームの続きです。

半年前にDIYトイレリフォームを行いました!

トイレ交換・照明設備一新・クロス貼り替え・紙巻器交換。

詳しくは、トイレリフォームのカテゴリで詳しく紹介していますよ👍

物がごちゃごちゃしててウザい。

今まで、トイレの収納は最低限必要なモノしか置いてありませんでしたが、昨年のコロナ禍での”トイレットペーパー買占め問題”での教訓で、トイレットペーパーとティッシュペーパーの在庫を増やしたため、棚がいっぱいになってしまったんですね。

一番上の段は今までは空だった!今はこんな感じで、とても見苦しい。。

あ、ちなみにこの収納自体も10年ほど前にDIY作製したものです。過去の写真を探したら、棚を作製した時の写真が数枚出てきたので、軽く紹介しておきましょう。

ラック支柱で棚本体の作製

棚作成前のトイレはこんな感じで、トイレ上は何もないスッキリとした"無駄な"空間でした。

ストックのトイレットペーパーを置くために、突っ張り棚を使用していましたが、収納力を上げるために、アイリスオーヤマ ラック支柱をベースに収納を作製する事を決定。

ラック支柱の溝部分には、ネジで固定する穴が多数空いているので、壁側にネジが固定できる下地の有無を、パナソニック 壁うらセンサーや、シンワ測定 下地探し どこ太を使用して、ネジ止めできる箇所はネジで固定します。

ただ、必ずしも最適な位置にネジ止めができるわけではありません。

下地の無い部分は、らくらく ボードアンカーを使用して、確実な固定が出来るようにします。

ボードアンカーの使い方はまた後日詳しい記事を書く予定です♪

ビスとアンカーを使用して、ラック支柱を固定しました。

これを左右2か所ずつ計4本のラック支柱を固定し、カラー化粧棚板を溝に入れて完成!

とまぁ、大分端折りましたが、こんな感じで作製した棚ですが、一番下は元々細かい物を入れる計画だったので、見栄えを損なわないように、ポリスチレンシート カスミ 3mm厚を使用して、引き戸を作製してありました。

今回、これと同じものを、一番上の段に作製するので、その工程を詳しく解説していきますよ👍

ちなみにまいたけ家はこの工法で、様々な棚にこの引き戸を採用しています。

ポリスチレンシート カスミとは

そのまんまだけど、ポリスチレン製の樹脂板が凹凸成型してあり、カスミがかっています。

このカスミが、収納の扉・戸には丁度いいんですよ♪

透明だと中が丸見えなのでダメだし、不透明だと無機質感が強いのと奥行きが無くなるので圧迫感が強い。

対するこのポリスチレンシート カスミ、扉が開いていると、

こんな感じですが、閉めると、

近くにある物のシルエットは若干透けますが、何なのかは分からない。

何が入っているかを知っている人が見ると、"ここにある"と分かりやすいので取り出す時に便利♪

そして、中が若干透けることにより、奥行きがあるので扉を設置しても圧迫感が無いんですよ。

しかも樹脂製で切断が簡単なので、好みの大きさにカットできる!ガラスだと簡単にはカットできませんからね。

ポリスチレンシート カスミまいたけ的には最強です👍

サイズをミリ単位で測ろう

それでは本題の、上部の棚にも下段と同じように引き戸を作製していきます。

モノを作るのにあたって、正確なサイズを測るのが重要です👍仕上がりに大きな差が出るのでミリ単位で正確に測っていきます。

今回作成する扉(戸)のサイズ、幅と高さを出します。

開口部の寸法

赤矢印の寸法ですね。ここで便利なのがレーザー距離計!写真に写ってるまいたけのレーザー距離計はプロ向けタイプのため、ちょっとお高いです。普段使いならリンクのDIY向けでも充分な精度で測れますよ♪

使い方は、測りたい始点にピッタリと本体下部を当てて、レーザーを測りたい場所に当てる。

そうすれば、そのレーザーを当てた場所までの距離がミリ単位で、一瞬で測れます。

846mmでした!

ちなみに写真のGLM7000は70mまでの距離が測れて、測定誤差は±1.5mmという高精度!

次は高さ方向を同じ要領で測ります。

右端442mmでした。ただ棚の精度が悪いと右端と左端で高さが違うなんて事もあるあるなので、左端も測定。

奇跡的?にも同じ442mmでした😊
という事で、扉を付けたい開口部の寸法は、幅846mm、高さ442mmという事になります。

引き戸の寸法

引き戸は2枚で左右から開けれるようにします。(普通ですね)

戸と戸は10mmくらい重なるようにすると見栄えが良いので、幅846÷2+10mmで、433mmとなりました。

下の既に完成している方の引き戸の寸法は、

435mmで作製されていました。10年近く前の事なので覚えていませんが、たぶんキリの良いサイズにしたんだと思います。見た目的に下段と合わせて、今回も435mmで作製する事にします。

次に高さを出しますが、引き戸を設置する為のパーツ、アルミE型レール AE-3上と、アルミE型レール AE-3下を使用するので、それを考慮した寸法にする必要があります。

このレール、樹脂製の物もありますが、見た目・質感・滑りは確実にアルミの方が良いです!送料込みで値段も安いので、絶対にアルミ製がおすすめ!

寸法はこんな感じ。素材の厚さは1mmとなってます。

上側のレールは溝が深くなっており、下側は浅いですね。

戸の設置は、上側の溝に入れながら下の溝に入れるので、下レールの高さ(3.5mm)+上レールの肉厚(1mm)必要になるので、開口部の高さより5mm小さくすると収まりが良いです。

一般的にはそうなのですが、今回は通常使用時に戸が外れないようにしたい!

今回は自作の棚なので、棚板を簡単にスライドさせる事ができるので、棚を少し引き出した状態で戸をはめてから、棚を押し込めば、ギリギリ寸法でも設置可能で、使用中に外れない戸が設置可能👍

なので、開口寸法(442mm)-上下レールの肉厚(2mm)-余裕(1mm)=339mmとします。

回りくどくなりましたが、今回の戸の寸法は、幅435mm・高さ339mm)を2枚で作製する事に決定!

早速(やっと?)作業を開始していきましょう

レールを設置

まずはレールを切断しますが、アルミなのでそんなに大変ではないですよ👍

レールの切断寸法は、開口幅-1mmの845mmとします。

金切鋸を使えば簡単に切断できます♪

カットしたら、問題なく納まるかを確認し、

問題なければ、レールを棚に固定しますが、均一にしっかり接着したいので、クランプを複数個使って圧着します。

接着剤は、ボンド ウルトラ多用途S・U クリヤーがおすすめ!すぐに固まるし、はみ出た接着剤はゼリー状で簡単に除去できるので使い勝手もヨシ。

均一に出して、

付属のヘラで均して、

(この時点でもう硬化が始まってゼリー状になります)

設置個所にやさしく置きます。必要にない所に接着剤を付けないように。。

レールを傷つけないように&押さえる力を均一にする為に、物置に転がってた木材を当て木として使用し、クランプで固定しました。

木じゃなくても厚紙や段ボールでも代用可能です。何かを挟んでおけば、レールの傷つきを防ぐことができます。

30分程度放置しておけば、クランプを外しても大丈夫👍

接着剤のはみ出しも、この程度ならそのままでいけますね♪

上レールも全く同じ要領で☝

ただこちらは接着剤のはみ出しが多かった!

でも安心して下さい!

硬化後に、指の腹でこすればはみ出た分だけ綺麗に除去できますよ!

これでレールの準備は完了したので、次はポリスチレンシートの加工です👍

ポリスチレンシートの加工

ポリスチレンシートは樹脂の板なので、切断は比較的簡単な方ですが、アクリル板のような”粘り”が無いので切断時に割れやすい傾向にあります。割れというよりヒビかな?

手動の鋸だとどうしても真っ直ぐに切断するのが難しいので、電動工具で速度調整が可能なタイプのマキタのジグソーがおすすめ。

速度をゆっくりにすることで、刃の引っかかりによる割れを防ぎます。

まいたけは、数千円高いプロ向けモデルのマキタ ジグソーJV0600Kを使用しています。木材の切断能力が高いのと、刃の交換がワンタッチ。

収納ケース付きですが、そこまで使用頻度が無ければ、上で紹介した マキタのジグソー の安いので充分です。

切断するブレードは木材用だと荒いので、ジグソーブレード B-21を使用します。アルミ・プラスチック製なので、アルミのレールもこれで切断できましたね。。

ポリスチレンシートに、今回使用するサイズ435mm×339mmを極細の油性マジックで罫書きます。

あとはこのラインに沿って、ジグソーで切断していくのですが、刃の引っかかりを防ぐのにシリコンスプレーを線の上に軽く吹きかけておくと、スムーズに切断できますよ。

初めはゆっくり切断していき、コツをつかんだらスピードを速めても問題ないです。

切り粉が先の切断ラインに立ちはだかるので、除去しながらなるべく真っ直ぐ切断していきましょう。

2枚分の切断が完了しました👍

レールに設置する

あとはレールにはめるだけなのですが、先述したように今回は使用中に外れないようなサイズにした為、はめ込む際に下側の棚を少し引き出した状態ではめ込みます。

引き出すことで上下レール間の直線距離が延びるので、ポリスチレンシートはレールにはまります。

この状態で下の棚を奥に押し込むことで、使用中に外れる事のない戸に仕上げる事ができます。

今回はレール間の設計上の余裕が1mmしか確保してないので、切断時のズレで開閉が固くなってしまっていないか、実際に開閉して確認しましたが問題ありませんでした^^

確認して問題なかったので、もう一度外して取っ手を付ける作業を行います。

取っ手が付いてとっても便利♪

( ̄∀ ̄)

見た目的にそのまま使用した方がスリムで良いかもしれませんが、利便性を考えて取っ手を付けます。
今回はPC丸棒ハンドル 80mmを左右に取り付けます。

寸法はこんな感じなので、お好みの位置に上下68mmの間隔で5mmの穴が必要。

5mmの穴が空けれれば、どんな手段でも良いのですが、穴あけ工具なんて持ってない!って方は高儀 充電式 ミニドリル&ドライバーがあれば空けれますよ♪

でも付属のドリルビットは4mmまでなのですが、ネジ径は4mmなので入らない事はないです。。4mmのドリル刃で微調整して穴を拡大するのもヨシ。100均で5mmのドリル刃を買うのもヨシ。。。

取っ手に付属のねじは、扉厚20~25mm用なので今回の3mmには当然長すぎて使用できないので、M4×10mmのねじを使用します。

ホームセンターで数本入って100円程度で買えます。

今回は緩み止めのバネ座金と、面積の広いワッシャーを使いましたが特に使用しなくても問題ないでしょう。

あまり強く締めると割れる恐れがあるので、それなりに締まればダイジョウブ♪

左右分完成です。

今回は高い位置の引き戸なので開閉の動作が無理なく出来る下の方に設置しましたよ👍

何も考えずに真ん中につけてしまうと、踏み台を持て来ないと取っ手が使えないので、高さに合わせて臨機応変に対応しましょう♪

あとはレールの滑りをよくする為に、速乾潤滑スプレーをレール全体に少量吹き付けておくとスルスル動くようになりますが、元々がアルミ製でスルスル動くので、これはお好みで良いかと思います。

このスプレーはサラサラに乾くタイプなので、鍵穴やドアのレール・滑車に使えるので一家に一本あると便利です♪

完成♪

この半透明感!いいじゃないですか👍

中のストック数も分かり圧迫感も無い。ゴチャゴチャ感もないのでトイレがスッキリしました!

開閉も取っ手が付いてとっても便利!(またか)

下の段と同じ仕様なので統一感もあってヨシ!

真ん中は使用頻度の高いモノを置くので扉は必要ありませんが、細かいモノ・通常あまり使わないストック品を奥上下の2段に引き戸を設置し、見た目が格段に良くなりました👍ほこりも溜まらないしとても便利です。

まいたけ家はこのトイレに限らず、この方法でテレビ台や扉の無いラックに引き戸をいくつも設置しています。

みなさんも是非真似してみて下さい^^


まいたけDIYでは他にもいろいろなDIYでやった事を記事にしています。
時間に余裕があったら覗いていって下さいね^^

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