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【解説有】コタツのヒーターユニットを交換するぞ!

どうも。まいたけです。

久々の記事ですね😅

最近は、宅配ボックス信号機の自動化を行うためにプログラミング(C言語)の勉強をしたり、
3Dプリンターを購入したので、3DCADの勉強をしていました。

という言い訳で、ブログを放置していました😇

25年前のこたつ

今まいたけの部屋にある、コタツ。

パソコンの作業机となっています。

このコタツ、約25年前くらいに購入した山善の格安のコタツテーブルです。(リンクは現行型)

一般的にヒーターの設計上の耐用年数は10年程度なので、安全面を考えるとヒーターユニットを交換しないといけないなぁ~。と思いつつ、数年が経過していました。。

冬しか使ってないから、20年大丈夫でしょ?

なんて都合よく考える方もいますが、それは間違いなので注意しましょう。。。

買い替えるにあたって、ヒーターユニットを交換するのも、格安のコタツテーブルを買うのもほぼ同じ金額というのも悩みのタネとなっていました。

ただ格安のコタツテーブルのヒーターは、中間スイッチタイプで、温度調節はヒーター本体のつまみで操作するタイプなんですね。

現状のヒーターもそのタイプなんですが、最弱にしても熱いんです😥

今まで”低”以外で使用したことがないくらい最低です。なので熱くなったら中間スイッチの入・切で操作していました。

今の製品は改良されているかもしれないけど、どうせなら手元で温度調節できるタイプにしたい。
電子リモコンタイプなら、温度調節もしっかりしていそうだし😀

と言うわけでコタツテーブルはそのままで、ヒーターユニットを電子リモコンタイプのモノに交換していきたいと思います。

現状のサイズと規格

まずは、今のコタツのヒーターが取り付けてある状態を確認しましょう。

天板(テーブル部分)を外してみました。

ヒーターユニットの上部は板が張られていますね。

これが無いとコタツ布団に熱が直接伝わってしまい、火災の原因になるので、破損や劣化が無いか確認しておきましょう👍


裏返してヒーターユニット本体を確認!

中央の枠内に、ネジ4本で固定されています。

枠の内寸を測定。

293mm。

もう一辺も測定。

こちらは294mmでした。

ヒータユニットのサイズは290mm×290mmでした👍

取り付けのネジ間の寸法も測定しておきます。(写真は取り外し後ですが😅)

200mmですね!

このサイズは最も一般的なサイズみたいです。ここ30年くらいの話ですが。

昭和50年代以前のコタツは、メーカーによって様々だったみたいなので要確認ですね!

どんなヒーターユニットにするか

調べてみた所、ヒーターユニットの発熱方法は3種類ありました。(実際は2種類。詳細は以下で解説)

・石英管ヒーター
・カーボンヒーター
・ハロゲンヒーター

石英管ヒーター

石英管ヒーターは、コタツとしては最も一般的なヒーターです。

本体価格も安く、遠赤外線効果で体の芯から温める事が可能。
デメリットとしては、石英管は割れやすいという点でしょうか?

ただ、設置してしまえば本体に衝撃が加わるような事は無いと思うので、気にする必要は無いように思います。

カーボンヒーター

カーボンヒーターは薄型でパワフルというメリットがあります。

ただ既存のこたつヒーターを交換する前提ではないので、今回の要件には合致しません。

・新しくコタツテーブルを購入する
・こたつの設置していないテーブルに新規設置する

等の用途で検討すると良いと思います。

ハロゲンヒーター

ハロゲンヒーター。一昔前に流行りましたね!

扇風機みたいな見た目で、暖かくなるアレです。

寒くなり始めると電気屋でもホームセンターでも、目につきやすい一等地に展示してありました!

最近はめっきり見なくなりました👀

なぜか?

格安の中国製の製品を中心に、発火・火災事故が多発し、たくさんのリコールが出ました。
ハロゲンランプが破裂しケガ・火傷をしたという事例もあるみたいです。

その影響もあり、安全な製品も含めて

”ハロゲンヒーターは危険”

と認識されてしまったからではないでしょうか?


あとハロゲンと言えば、白熱電球ですね。高い熱を放って発光します。
同じ原理で発熱・発光しているので電気代が高いというのも重なって、市場から消えていったのではないかと思います。

なので、今ハロゲンヒーターを使用したコタツを調べてみても、該当する製品はありませんでした。

ヒーターユニットの交換は石英管ヒータータイプで

上記の理由から、既存のコタツのヒーターを交換を簡単に行うなら、石英管ヒーターと言うことになります。

石英管ヒーターなら、数社から交換用の製品がでているし、こたつサイズによってワット数も選べる。
手元での温度調整リモコンの有無も選べます。

ほとんどのヒーターは、石英管ヒーター + ファンの構成になっているので、コタツ内をムラなく温める事が可能です。

いろいろと調べた結果、まいたけ的におすすめの交換用ヒーターは、コイズミのKHH-5180

500Wタイプで手元でON-OFF、温度調整が可能な電子リモコンタイプ!

中間スイッチタイプと、電子リモコンタイプは数百円しか変わらないので、利便性を考えると絶対リモコンタイプがおすすめです👍

既存のコタツテーブルとサイズが合わなかった場合に使える金具が付属しているので、もしもの時にも安心です。
どんなふうに使うのかも、疑似的ではありますが解説していきますよ👍

上記の500Wタイプの能力は、75cm×105cm以下のサイズのテーブル用となります。

それ以上のサイズのテーブルを使用している場合は、600WタイプのKHH-6180を選択してください。

詳しい事は、メーカーの公式ページに記載があるので、一度確認してみて下さい。

早速交換していこう!

と言うわけで購入しました✌

内容物は、本体にリモコン・取り付け用のネジ、サイズが合わなかった場合に使える金具に木ネジ等。

黒のリモコンがシックですね。

この電子リモコンタイプだと、通電ランプがあるので視覚的に切り忘れも防止できそうなのも良い。

さて、既存のヒーターを外していきましょう。

+2番のドライバーで4か所のネジを緩めて、

本体を持ち上げて外すだけ!

超カンタンです😄

ヒーターの取付穴の間隔は、以前のと同じく200mmなので問題ありませんでした。

元々、コタツとして使用していたテーブルであれば、ヒーターの取付部分の1つにこのような切り欠きがあると思うので、

その切り欠きと、ヒーターのプラグが挿さる位置を合わせて枠内にセットします。

あとは付属のネジで4か所固定するだけです。

ヒーターユニットを少し浮かせて、ネジ穴が合う位置に合わせてネジを締めていきます。

ここで全部締めるのではなく、半分くらいネジを入れたら次のネジ。

全てのネジが問題なく入った事を確認してから本締めしましょう。

1本目から本締めしてしまうと、アソビがなくなってしまい、ネジ穴がうまく合わなくなってしまう可能性があります。

その時に力で無理やりねじ込むと、ネジ穴がバカになってしまう事もあるので、全てのネジが難なく入った事を確認してから本締めするようにしましょう。

全てのネジを均等に締めたら完成です!

最後に、コードがコタツ内に垂れて足が引っかからないように調整をします。

ヒーターにプラグを差し込みます。

写真では分かりにくいけど、コードがダラッと垂れて、足が引っかかるのは不可避です😪

コードをピンっと伸ばした時に、矢印の穴の位置にコードフック(半透明のやつ)が来るように調整します。
(コードを固定させるS字フックを掛けるための穴です。使用しているコタツテーブルに合わせて下さい)

コードフックにS字フックを引っかけて、S字フックをテーブルの穴に引っかければ完了です。

これでコードが足に引っかかる事もなくなります👍

あとはリモコンを操作しやすい場所に置いて、コンセントを挿せば完成です👍

やっぱり手元にコントローラーがあった方が良いです!電源ランプの視認性も良好です✋

金具を使用した固定(幅が合わない場合)

今回は幅290mmでピッタリ。取付穴間隔も200mmだったので、そのまま付け替えで対応できました。

もし金具を使わないといけない場合、どんな感じが疑似的に再現してみました。(あくまで部分的なイメージです)

枠が本体より小さい場合

金具をこのような形で置き、

矢印の枠の部分に、付属の金具を付属のビスで固定します。

今回のコタツテーブルのように枠が細い場合、そのままねじ込むと割れてしまう可能性があるので、千枚通し等で下穴を開けておいた方が良いと思います。

ヒーターユニットのサイズに合わせて、計4か所固定したら、その金具とヒーターユニットを付属のビスで固定するだけです。

こんな感じで、枠からはみ出した感じで固定出来ちゃいます。

ただ、枠の中にはめ込むのと違い、出っ張りが出てしまうので、注意が必要ですね!

枠が本体より大きい場合

枠が本体より大きい場合は、このように金具を置いて、

矢印の部分にビス止めです。

計4か所するだけで完成です!

使用感はどう?

このヒーターユニットに交換して、1週間使用してみた感想です。

とにかく手元の電子リモコンが便利!

今の温度設定がどれくらいなのか?離れる時に”切”にしたかがLEDで一目瞭然!

温度調節が丁度いい!

以前のヒーターは、一番低い温度にしても熱かった!

ONになれば1分以上発熱し続け、カチッとスイッチが切れたら1分以上切れているという状況。

なので温度の差が激しかったのですが、今回のヒーターユニットは調整がすごく細かい!

ワットモニターを使用して、どのような制御をしているのか観察してみた所、設定した温度に達するまでは500Wで暖める!

設定した温度まで達すると、ヒーターがOFFになり、ファンのみが回ります。

その時の消費電力は5W程度です。

この制御自体は、以前のモノと変わらないんだけど、細かさが全く違う!

ある程度温まると、ONの時間が3秒程度の時もあったり、かなり細かく制御してくれています。

なのでコタツ内の温度変化もあまりなく、とても心地よいです😂

弱設定にしておけば熱くなりすぎないし、消費電力も抑えられるので本当に良くなった!

サイズさえ合えば交換は簡単なので、ぜひDIYでやってみて下さい😀

500Wタイプはこちら👇


600Wタイプはこちら👇

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