家電設置・改造・修理

MeePet(ミーペット)をAndroid化してタブレットとして使用する方法を解説

先日、ソースネクストが販売するKAIGIO MeePet(カイギオ ミーペット)を購入しました。

まいたけはパソコンで使用するソフトの多くを、ソースネクストeSHOPで購入しています。

なぜか?

毎日ログインしてポイントを獲得したり、毎日ジャンジャン宝くじで特価品を狙っています。

定価で買った事は一度も無かったりする

日頃からポイントを貯めつつ、毎日ジャンジャン宝くじで良さげな物が当選したら、そのポイントを使って購入!

その流れで、今まで多くのソフトを購入してきました。

KAIGIO MeePetが当選・購入

最近はあまり必要と思えるものが無かったのでポイントは溜まっていき、誕生月としてもらった1000ポイントも失効間近!

そんな中、毎日ジャンジャン宝くじで1等の、KAIGIO MeePetが2980円で買える権利を獲得しました。

まいたけ
まいたけ

カイギオ?
ミーペット?

まいたけはそんなハードウェアがある事なんて知りませんでした。

でも見た目的にすごく気になったので調べてみました。

これ1台だけで、リモート会議(Zoom・Teams・Webex)に参加・開催できるみたいです。

ただまいたけは、リモート会議なんて全く縁がないので使用する事はありません。

もしあるとすれば、中学生の子供たちの個人懇談くらい?

いらね

と思ったのですが、ソースネクストポイントの大半は数日後に失効してしまいます・・・。

所持しているポイントは2050ポイント。

実質約900円で購入できるので、購入してみました!

ちなみにAmazonでも、ソースネクストが販売元でたまに格安で販売している時があるので、興味のある方は安くなっているか確認してみて下さい。

KAIGIO MeePet カイギオ ミーペット

Amazon商品ページはこちら

ベースはAndroid OS

この手の製品は、OSにAndroidが使われている事が多いです。

先日、ベネッセのチャレンジタッチ2をAndroidタブレット化し、防犯カメラのモニターにした記事を書きました👇

これは、今(2024年)となってはゴミ同然の低スペックで、OSはAndroid5でした。ちなみに今の最新はAndroid13。

今回購入したMeePetはどうでしょう?

OSがAndroidであることも公表されていないので、バージョンも当然公表されていません。

後述しますが、調べた結果Android10である事が分かりました!

Android10ならある程度のアプリは動かす事が可能です。

チャレンジタッチをAndroidタブレット化するには、ネットで検索すると色々なサイトにヒットし参考にする事が出来ましたが、このMeePetは一切の詳細情報が出てきません。

ただ、Android化は出来たよくらいの情報は1つだけあったので、期待は出来そうです🤗

ネットに情報が無いなら、自分が発信すれば良いじゃないか。

偽善者まいたけ
発動!

MeePetのホームアプリ(ランチャー)

現状のMeePetは、どのような動きをしているのかを話しておきます。

本体の電源を入れるとAndroid OSが起動し、MeePetHomeというホームアプリランチャー)が起動します。

一般的なAndroidのスマートフォン・タブレットのホームアプリであれば、設定などアプリアイコンが出てきて、いろいろな事ができますが、このMeePetHomeで出来る事は限られています。

左上の 三 をタップすると、

設定項目は出てくるものの、web会議機として必要最低限となっています。

Androidタブレットとして使用するには、一般的なランチャー(Nova Lancher等)をインストールし、起動時にそのランチャーが立ち上がるようにする必要があります。

このページでは、そこまでの情報を解説していきます。

最新のソフトウェアに更新しておく

Androidかする途中で何か不具合があった時に、工場出荷時の状態に初期化する必要性があるかもしれないのですが、その工場出荷時に戻すには、

ソフトウェアバージョン1.0.1以上
ファームウェアバージョン1.2.5以上

を満たしていないといけないようです。

購入時の初期のバージョンを見ていませんでした💧が、最新版にアップデートしておいた方が良いのは間違いないですね。

MeePetの電源を入れ、初めて起動してみると、

このようにアップデートを促されます。

はい を選択するとシステムアップデートをインストールし、自動で再起動します。

しかし、この1回では最新版になっていません💦

ホーム画面左上の 三
「その他」
「アップデート」

をタップすると、

このように

最新のソフトウェアがあります

と出るので はい をタップ。

これを何回か繰り返すと、

バージョン 1.0.5の最新となりました。

ファームウェアバージョンの確認はできないのですが、

工場出荷時に初期化

の項目があるので大丈夫でしょう!(初めにあったのかは確認していませんでした💧)

これでもし何かあった場合でも、初期化する事が可能なので、ちょっと安心です。

①開発者オプションを有効にする

先述の通りAndroidタブレット化するには、一般的なホームアプリ(ランチャー)をインストール必要があります。

しかし通常のAndroid端末は、USBケーブルでパソコンと接続しても、充電やファイルの送受信しか出来ないようになっているので、パソコンからアプリをインストールする事は不可能です。

ですが、アプリ等の開発者用に「開発者向けオプション」という裏メニューが存在し、その中に「USBデバッグ」を許可する項目があります。

USBデバッグを許可する事により、Androidデバイスはパソコンからコマンドやファイルを受信し、パソコンはAndroidデバイスからログファイルなど重要な情報を取得する事が可能になります。

MeePetの設定画面から、「インターネット接続」「Wi-Fi」をタップ。

すると接続可能なWi-FiのSSIDの一覧が出てきます。

この画面はMeePetで唯一、Androidの設定画面のまま表示されるので、ここからAndroid設定の内部にアクセスする事ができるんです✌

この画面の右上に🔍のアイコンがあります。

これをタップすると、Androidの設定の検索ができます。

検索画面が出てきたので、

「たぶ」と入力していくと、下に候補が出てくるので「タブレット情報」をタップします。

タブレット情報の設定項目が表示されるので、一番下のまでスクロールすると、”ビルド番号”が出てきます。

この”ビルド番号”の項目をテンポ良く7回タップします。

3タップ目から”デペロッパーになるまであと4ステップです。”と表示され、7回タップすると、

”これでデペロッパーになりました!”と表示されます。

これで開発者オプションが有効になりました

②USBデバッグを有効にする

開発者オプションからUSBデバッグをONにする作業に入っていきます。

現在の画面の右上に

①検索のマーク🔍が出ているのでタップ
②開発 と入力します。
③開発者向けオプションをタップ

これで開発者向けオプションの設定項目に入ります。

開発者オプションの項目に入り、下にスクロールし、

・USBデバッグ

を有効にします。

USBデバックを有効にすると、

USBデバックを許可しますか?

と表示されるので、OK をタップ。

これでUSBデバッグが有効になったので、MeePet側はパソコンからアプリをインストールできる状態になりました。

ひとまずMeePet側の作業は終了です。電源ボタンを長押しして電源をOFFにしておきます。

PCとMeePetが通信を行える環境を整える

MeePet側は準備が完了したので、次はパソコン側でAndroidデバイスと通信する環境を整えていきます。

パソコンとAndroidデバイスの通信は、adb(Android Debug Bridge)というコマンドラインツールを使います。

adbコマンドを使う事によってアプリのインストールやデバッグなど様々な操作が行えるようになります。

SDK Platform-Toolsのダウンロード

Android開発者向けのサイトから、SDK Platform-Toolsをダウンロードします。
https://developer.android.com/studio/releases/platform-tools.html

まいたけはWindowsの環境しかないので、Windows11での解説のみとなります。

クリックすると、利用規約で表示されるので一番下の同意欄にチェックし、ダウンロードします。

今回は”ダウンロード”のフォルダから移動させずに作業しますが、任意の場所に移動しても大丈夫です。


ダウンロードしたデータは圧縮されているので、展開する必要があります。ダウンロードフォルダを開いて、

①ダウンロードしたデータを右クリック
②すべて展開
③展開
④展開したフォルダが生成された

これでツールの準備は整いました。

環境変数を編集してパスを通す

adbコマンドを使えるように、パソコン側の設定を変更します。

①スタートボタンを右クリック
②システムをクリック

システムのバージョン情報が表示されるので、

①システムの詳細設定
②環境変数
を順にクリック

システム環境変数の Path を選択
編集をクリック。

環境変数名の編集が出るので、

①新規 をクリック
②新しく入力する欄が作成されたので、
③参照 をクリック

先ほど展開したフォルダを選択し
OKをクリック

指定したフォルダが追加されたのを確認して

OK をクリック

これでパスが通るようになったので、パソコンからMeePetにadbコマンドを送れるようになりました👍

PCとMeePetを接続

MeePetの電源はOFFの状態のまま、

パソコンのUSB-A端子と、MeePetのUSB-C端子を、USBケーブルで接続します。

ここではデータの通信が行われるので、データ送受信可能なUSBケーブルを使用して下さい。

バッファロー USB Type C ケーブル

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安価な充電専用のケーブルではデータ送受信ができないので注意して下さい!

MeePetの電源を入れます。

立ち上がると、

USBデバックを許可しますか?

と表示されるので、

このパソコンからのUSBデバッグを常に許可するにレを付けて、許可 をタップ

これでパソコンとMeePetは通信が出来る状態になりました。

パソコン側から見てみると、デバイスとドライブの欄には入っていませんが、デバイスマネージャーから見ると MeePetはちゃんと認識されています。

提供元不明アプリのインストール許可

Androidは標準では提供元不明アプリのインストールは出来ないようになっています。

スマートフォンやタブレットでは、設定アプリから簡単に許可できるのですが、これはMeePet💦

そんな項目にはアクセスできないので、コマンドを送って許可する作業を行います。

Windowsのスタートボタンの右にある検索窓 か、スタートボタンをクリックした中にある検索窓に、

cmd

と入力すると、コマンドプロンプトというアプリが表示されます。

コマンドプロンプトを立ち上げたら、

adb devices

と入力し、Enterを押します。

ここまでの設定がうまくいっていれば、写真のように

device

と表示されます。

devices と表示されていれば、続けて以下のコマンドをコピペで入力しEnterを押します。

このコマンドが提供元不明アプリのインストールを許可するコマンドとなります。

adb shell content update --uri content://settings/secure --where 'name=\"install_non_market_apps\"' --bind value:i:1

上の画像のように新たなコマンド入力画面になっていれば成功です。

コマンドプロンプトは後でまた使用するので閉じずにそのままにしておき、USBケーブルも挿したままにしておいた方が良いでしょう。

ホームアプリをインストール

現状のMeePetのホームアプリは、

MeePetHome

というアプリが入っています。見ての通りMeePetでWEB会議をするのに特化したホームアプリです。

これを一般的なAndroidのホームアプリに変更します。

このホームアプリはお好きなモノを選んでもらって大丈夫ですが、今回は Nova Lancher を使用します。

パソコンで下記のURL(APK Pureのサイト)から、Nova LancherのAPKファイルをダウンロードして下さい。

https://apkpure.com/jp/nova-launcher/com.teslacoilsw.launcher

今回もダウンロードフォルダに入れたまま作業します。

先ほど使用したコマンドプロンプトを使用し、Nova LancherをMeePetにインストールします。

コマンドプロンプトに

adb install

「adb install 」←installの後ろには半角スペースが必要です。

と入力しダウンロードしたアプリをコマンドプロンプトへドラッグ&ドロップします。

ドラッグ&ドロップすると、パスが表示されるので、そのままEnterを押します。

Enterを押すとインストールが始まり、正常にインストールできれば、

success

と表示されます。

これでホームアプリの Nova Lancher がインストールされました。

Nova Lancherを既定のホームアプリにする

ホームアプリをインストールしましたが、現状ではMeePet起動時には MeePetHomeが立ち上がる設定になっているので、Nova Lancherが立ち上がる設定に変更しなければなりません。

初めの方に行ったやり方でWi-Fiの設定画面から設定の検索画面を出し、

①インターネット接続
②Wi-Fi
③🔍検索
④あぷりと入力し、アプリ情報 をタップ
⑤デフォルトアプリ をタップ
⑥ホームアプリ をタップ
⑦Nova Lancher を選択

これで起動時にNova Lancherが立ち上がる設定になったので、電源ボタン長押しで再起動をします。

再起動すると、Nova Lancherの権限の選択や、初期設定の画面になるのでお好みの設定をすれば完了です。

Nova Lancherが立ち上がっても、ホーム画面には何も配置していない状態なので真っ白(真っ白と言うか何か汚れたような壁紙?)ですが、

アプリ検索をタップすると、アプリの一覧が出てきます。

まだホームアプリしか入れてないので、初期から入っているアプリしかありません。

MeePetとして使いたければ、MeePet をタップすると普通にMeePetが立ち上がるので本来の機能は全く損なっていません。

ただMeePetアプリを立ち上げると、電源を切るか再起動しないとNova Lancherには戻れないので注意が必要です。

あと一般的なAndroid端末にある”ジェスチャーナビゲーション”や”通知バー”は無効化されているので、何かしらのアプリを入れないととても不便です。

特にジェスチャーナビゲーションが無いので、戻る 操作やホーム画面に戻る等が全くできません

致命的なので初めに何とかします。

APK Pureのインストール

一般的なAndroid端末であれば、Googleのplayストアからアプリをインストールする事が可能ですが、MeePetにplayストアをインストールする事は出来ないので、代わりにAPK Pureというアプリをインストールします。

Google playストアとほぼ変わらないアプリがダウンロードでき、古いバージョンも選べるのでとても便利です

が、


Googleのようにアプリのチェックが行われていない可能性が高いので、よく分からないアプリにはマルウェア等が仕込まれている可能性があるので、怪しいアプリには手を出さない方が無難かもしれません。

もしAPK Pureは不安だから使いたくない!と言うのであれば、お使いのスマートフォン・タブレットに、アプリのバックアップアプリを入れて、使いたいアプリをインストール。

そのアプリデータをバックアップし、パソコンに転送。

そのバックアップデータを、ADBコマンドでインストールすると確実でしょう。

ただ一般的なアプリを使う程度であれば、そこまでの心配をする必要は無いと個人的には思っています。

ちなみに先ほどホームアプリのNova LancherをダウンロードしたのもAPK Pureのサイトです。

APK Pureをインストールしてしまえば、パソコンからコマンドでインストールする必要がなくなるのでとても便利です。

ダウンロードはAPK Pureのトップページにアクセスします。
https://apkpure.com/jp/

矢印のダウンロード①②をクリックするとAPK Pureのアプリがダウンロードされます。

あとは MeePetに ADBコマンドでインストールするだけです。

やり方はホームアプリのNova Lancherをインストールした時と全く同じです。

コマンドプロンプトに、「adb install 」と入力し、

adb install

ダウンロードアプリをドラッグアンドドロップし、Enterを押すだけ。

最後に success と表示されれば成功です。

MeePetのアプリ一覧を見ると、APK Pureのアプリがインストールされています。

開くと権限の許可が出てくるので、右下の CONFIRM をタップ。

必須アプリのインストールと出てきますが無視して閉じてしまえば大丈夫です。

これでAPK Pureのインストールは完了ですが、MeePetは画面回転が無効化されており横画面固定なので、👆の写真のように横向きになってしまいます。

画面回転を有効にできるのかや、アプリで対応できるのかは調べていきたいと思います。

ナビゲーションバーをインストール

APK Pureをインストールして、様々なアプリをインストールする事が可能になりました

が、

先述の通り戻るボタンやホームボタンが無いので、一切の戻る操作ができません。。

戻るには再起動するしかない。。。という状況です。

なので、APK Pureで、「Navigation Bar For Android」を検索してインストールします。

これでAndroidで見慣れた、3つのボタンが出現します。

インストールした直後は、戻るボタンとホームボタンは、いつものAndroid端末のように動作しますが、右の□ボタンは機能していません。

とりあえずこれで、Android端末としての最低限の動作は可能になりました!


KAIGIO MeePet カイギオ ミーペット

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今後の課題

まいたけ当人もまだ、MeePetのAndroid化を行って間もないです。

と言うかAndroid化の作業を行いながら記事を書いているので、どこまで一般的なAndroid端末として使えるのか未知数です。

現状では、Googleの開発者サービス等のアプリが入っていない影響で、YouTubeのアプリもインストールできない状態なんです。

MeePet本体に音量調整の物理ボタンもないので、ソフトウェア的に簡単に音量調節する機能も入れたい。


この記事はかなり長くなってしまったので、別記事として使い勝手向上させる方法を紹介していきたいと思います👍

ソースネクストeショップの毎日ジャンジャン宝くじ、結構お得に買える権利が当選する事があるので毎日チャレンジしてみると良いですよ♪

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