ありのままの作業を記事にすると決めて、記事の構成を考えなくて良くなりました🤣
今回は、ポタ電置場から各コンセントまで、完全隠蔽配線でVVFケーブルを敷設する為に、
2階のポタ電置場から、1階ユニットバスの天井裏までのVVFケーブルの通線を行います。
が、
各家庭、構造や間取りが全く違うので、
こんな方法もあるのか~
程度でご覧になり、参考にして下さい。
細かく作業内容を紹介すると、記事が膨大な長さになってしまうので、大雑把な流れとして書いていきます💦
なお、電線の敷設には電気工事士の資格が必要になるので、参考にする際は有資格者が作業して下さいね😀
ポタ電置場の開口
今回使用するポタ電は、AFERIYのポータブル電源。
最大出力は2000Wです。
AC出力は100Vなので、2000W÷100V=20Aの電流が最大で流れます。
なので、今回敷設する電線はVVFケーブルの2.0mmを使用します。
現段階では幹線は1本で良いのですが、今後ポタ電を増強する計画があるので、その時用に2.0mmの幹線を2本一階の天井裏まで配線する事としました。
まいたけ家はトヨタホームの軽量鉄骨住宅です。
鉄骨で作られたユニットを組み合わせて建築されるので、そのユニットの継ぎ目は、
ロ ロ
ロ ロ
↑このように鉄骨の間に隙間があるんですね。多分全然伝わらないと思います💦
この隙間をうまく使って通線していきます。ただ、断熱材が巻いてあるので一筋縄ではいきません。
上手に隙間なく、ガチガチに断熱材が施工してあると多分通線は不可能です。
見えないし手も届かない場所なので💦
とりあえずポタ電収納のすぐ脇にある、廊下と階段のスイッチとコンセントを外しました。(通線後の写真ですが)
ポタ電を充電するAC電源は、このコンセント背面の送り端子から供給する事とします。
このスイッチとコンセントの両脇にユニット(構造体)の鉄骨があり、その隙間は屋根裏・床下に直線的につながっています。
ポタ電収納側からスイッチの開口に向かってホールソーで穴を開け、グリーンスリムラインを突っ込み、
通線できるかを確認しておきます。
スイッチの方が開口が大きいので、屋根裏・1F天井裏からの配線は一度、ここを経由してからポタ電側の開口に差し込む事としました。
屋根裏から1F天井裏へ
まずは屋根裏に上がり、該当の構造体鉄骨の結合部を探します。
ありました!この鉄骨です。
ここから真下に約3m通線したい。
でもどうやって通線するか、先程のグリーンスリムラインは丸まる癖が付いているので無理。
ケーブルをそのまま真っ直ぐ下ろすのも不可能です。
結論は、おもりと糸!
おもりは、少し大型のコンビレンチ。以前車のオルタネーターを交換した際に購入したものです。
重さもあるし、手繰り寄せる時に磁石がくっ付くので良い感じです。本来の使用用途とはかけ離れていますが💦
糸は、工具箱に入っていたマッキロンの水糸。これをレンチのメガネの方に結んで完成です。
電線や断熱材が無い、隙間を狙って下ろしていきます。
何かに当たったら少し引き上げ、落としていく感じで、約3m下ろしたら、1F天井付近のカバープレートを外してレンチが来ているかを確認。
当然1回でこんな良い位置には来ないので、何回も屋根裏と1階を往復して微調整💦
そして、レンチを手繰り寄せて(写真忘れ💧)、レンチにVVFケーブルをビニールテープで固定して、
屋根裏から引き揚げていきますが、このケーブルは屋根裏に持って行く訳ではありません。
ポタ電置場への通線
途中の2階のスイッチの部分で引き出します。
じゃあ、屋根裏から下ろす必要ないじゃん?と思われた方、おられるかもしれません。
全くその通りなんですが、初めは2階のスイッチから下ろそうとしたのですが、断熱材に阻まれてうまく降りていきませんでした💧
なので、もっと上の屋根裏から勢いを付けてレンチを下ろしていき、ようやく通ったという感じです💦
同じ要領で2本目と、アース用のIV線の通線も完了しました👍
これで1階へ降りる電線の通線は完了ですが、ポタ電から屋根裏を経由して2階の部屋へと送るVVF1.6mmも急遽追加する事に。
先ほどの要領で屋根裏からレンチを下ろして通線し、アース線含めて合計4本に。
ポタ電側の穴が小さかったので拡張し、スイッチ側から収納側に線を送り込みました。
(写真ではアース線通し忘れてます💦)
そしてもう1本の通線を始めてますね。(緑のスリムラインに巻いてある線)
これはポタ電を充電する為のVVF1.6mmです。これはスイッチの1mくらい下のコンセント裏側の送り端子に差し込み給電します。
ポタ電の充電時は1300Wくらい消費するので、同時に使用する可能性のないコンセントを選ぶようにします。
断熱材に阻まれてうまく通らない・・・。
コンセント穴に、腕を入る限り突っ込んで何とか引っ張り出しました😅
これでポタ電に充電する為の電源の確保が可能になりました。
ボックスとPF管を使って見栄え良く
ポタ電置場は収納内なので普段見える場所ではないのですが、ケーブルが
ダラーン
としてたら見苦しい。
なので見栄え良く整えていきます。
まず穴を空けた壁には、PVKボックスを取り付け、背面のノック穴からケーブルを出します。
このボックス内で分岐・結線しますが、4本の電線をこの先のボックスに送るので、サイドのノック穴に、22サイズのPF管コネクタを接続。
次のボックスまでの1mくらいの区間は22mmのPF管の中に電線を納めます。
PF管はホームセンターで買った方が安いです。1巻50mですが切売りをしてるホームセンターも多いです。
2つ目のボックス内で、予備の電線は丸めておき、
ポタ電コンセントに挿す電線は床まで下ろします。
ポタ電を充電する為の電線・アース線は、露出スイッチボックスを設置しそこに入線。
接地極・接地端子付きコンセントを接続。
ポタ電に接続する電線にはコンセントプラグを取り付け、出力できる状態まで仕上げておきました。
ただ、 幹線は単線であるVVFケーブル。しかも太さは2.0mmなので、基本的に平型コード用のプラグには対応していません。
ですが、今後ブレーカーボックスを中継して使う予定なので、暫定的に平型コード用のプラグを使用しました。
PF管とかボックスを使うと、線がゴチャゴチャしなくてよろしい。
ユニットバス上部へ
さて、ポタ電側の電線の端末は完了しましたが、もう片方の端末は1階に通線したままになっていますね。
この電線は幹線なので、ユニットバスの上部に持って行き、そこから各コンセントに分岐します。
なので、1階天井裏をうまく通してユニットバス上部へ導かないといけません。
現状は1階天井付近のカバープレートまで通線が完了しています。
ここから1階天井裏へ線を導きます。ここはユニット構造体の鉄骨が集結している場所なので簡単には・・・
ダウンライトを外し、スリムラインをうまく差し込んで、カバープレート開口へ通し、電線をビニールテープで固定し、ダウンライト穴まで通線。
ここまで配線できれば、あとは1階天井裏を引き回していくだけ。
だけ?
いや、結構大変。
廊下と脱衣所の照明がダウンライトなのが救い。
ダウンライト外して作業します。
各ダウンライトを経由して、ユニットバス手前まで配線が完了。
ユニットバスの点検口を開けました。
ユニットバスは天井が低いので、点検口を開けると、隣の脱衣所の天井と同じ高さに天井があります。
このままでは通線は不可能。
天井を開口して通線しますが、今後各コンセントに向かう電線も通す事になるので、大きめの穴を空けます。
エアコンの穴あけに使用する、直径65mmのホールソーを使用します。
このホールソー6.35mmの六角軸なので、一般的なインパクトドライバーにそのまま接続できます!
65mmのホールソーで6.35mm角はなかなか無いです!
ブチ抜きました。
トヨタホームの天井は石膏ボード2枚貼りなんです。
何とかユニットバス上部までの通線が完了しました。
アース線は、浴室乾燥機のアース線と接続し、
ポタ電のコンセントからの幹線は、ここから分岐するので差込型コネクタに挿して、ナイスハットを被せておきます。
これで、ポタ電からの大動脈である幹線の敷設は完了です。
ポタ電本体は、収納内に置いておくだけで、タイマーで勝手に深夜電力で充電してくれるように、プログラムタイマーを介してコンセントに挿しておきました。
次はここから、各コンセントへの配線です。