前回の記事でバルコニーにオーニングを取付しました。
新たな問題が!
オーニングが付いて、日陰が出来たバルコニー。
夏の暑い時期なので、子供がプールに入るわけですが、、、
バルコニーには水道がありません・・・。
入居直後に気付いて、引っ張っておけば良かったと後悔したわけですが、後の祭り。
なので、入居半年ほどで、ビニールホースを1階の立水栓から引っ張ってありました。
でも、1階から2階まで、外壁に沿ってビニールホースを通すなんて非常に見苦しい。南側の玄関前だし。
なので、電気工事で使われる合成樹脂可とう電線管の"PF管"の中にビニールホースを通して、2階まで。
でも、一般的な内径12mmのホースは中に入らないので、スリムタイプの内径6mmで通してあった為、水量が少ない。
しかも、
・蛇口の操作に1階まで行かないといけない。
・2階でそのままホースリール接続なので拡張性がない。
でも、水が使えるだけでも非常に助かった事は間違いない。
今使ってる、子供のプールは、
直径約130cm 高さ約30cm。
このプールの水を半分貯めるのに、今のホースだと、、、
なんと、約30分かかります・・・
時間かかり過ぎだヽ(`Д´)ゴルア!!!!
と言われかねないので、今回のコンセプト
ポイント
快適化計画
という訳で、本物の水道管をバルコニーに!!
ルートや、使う材料が決まったのでいざ、買い出しへ!
水道管や接続パーツ・断熱材・固定金具は資材館の充実したホームセンターで購入してきました。
さすがコーナンPRO!必要な資材が揃いやすい!
家から近くにあればいいのになぁ~。。
職人さん御用達の店だけあって、品揃えは最高です。
欲しかった水道管"積水化学 エスロンHi ゴールド+"も販売してました。
水道管や接続エルポは単価が非常に安いので多めに購入。
露出配管なので、断熱材などの部品も購入。
ちなみに水道管のサイズは”VP13”にしましたよ。
他に必要な分岐水栓や、双口ホーム水栓はAmazonで購入です。
分岐水栓
双口ホーム水栓
単価が高いものはネットで買った方がオトクに買えますからね。
そして、こんな感じで揃えました。双口水栓はまだ入荷待ちで。
なに?雨樋の中に水道管を通すだと!?
さて、現状一階の立水栓はこんな感じで、
右側は、短いホースが付いて手元用。
左側は、1階か2階のホースリールに接続。
そして、2階に向かうビニールホース入りのPF管。
今回は見栄え・耐候性を考え、このルートではなく、な・な・なんとバルコニーから降りる雨樋の内部を利用する配管ルートに決定!
ちなみに、PF管はバルコニーでの180度ターンで強烈な紫外線にさらされて、バキバキに割れてます。(黄色矢印)
わずか2年程度で。。
ここに紫外線に弱い樹脂製水道管を通すのは避けたい。
なので、今回は青矢印の蓋の下にある排水口から、雨樋を通るほぼ直線ルートでいっちゃおうと思いますよ~
分岐水栓の取付
早速(やっと?)工事スタート。
まず家全体の水を止めます。量水器ボックス内のバルブを締めます。しばらく全く水が使えなくなるので計画的に!!
まず水栓柱から二口水栓を取り外し、
取り外したら、穴の中に残っている漏水防止用の白いシールテープを歯ブラシを使って、なるべくキレイに除去。
残っていると漏水の原因となります。
そして、分岐水栓を取り付ける訳ですが、ネジ部分に新しいシールテープを8巻ほどして、
水栓柱に取り付け、更に元付いてた二口水栓にもシールテープを施して分岐水栓に取り付け。
この作業さえ終われば、家全体の水を使えるようになりますよ。
分岐水栓にハンドルが付いているタイプなので!
量水器ボックス内のバルブを元に戻して大丈夫です。
寒冷地用の分岐水栓
今回チョイスした分岐水栓、寒冷地用で基本この地域では使われない製品だったりする。水道管が凍結する地域では普通ですけどね。
寒冷地用とは、凍結防止用に水抜きのバルブが付いてるタイプで、そのバルブを回すと、バルブから蛇口までの水が抜ける構造になってるので、冬期は水を抜いておくことで、水道管を保護できちゃったりします。
水抜きは必要ないから一般地域用でいいよ!って方は、SANEI 分岐バルブ B21A-13となります。金額は安くなりますからね。
分岐水栓から水道管に接続する
分岐水栓の雄ネジ部分から水道管に接続するパーツ"インサート給水栓用ソケット"を使用します。
分岐水栓の雄ネジ部分にシールテープを8巻ほどして、
ねじ込んで接続完了!(痛恨の写真忘れ。。)
雨樋に穴を空ける!
さて、次は配管経路でちょっと難しい所。。
バルコニーまで最短経路で、直射日光に当たらない場所・・・
雨樋の中に配管を通します。
まず、バルコニー側から雨樋につながる穴を観察。
異物落下防止用のパーツを切り取れば水道管を通すのは可能そうですね。
水道管の通る位置だけ切り取る方が完璧なので、先に雨樋に穴を空け位置を確定させてから切り取る事としましょう。
綿密な計算のもと、場所を確定して雨樋のコーナー部分に直径18mmの穴を空けちゃいます。
なるべく綺麗な穴を空ける必要があるので、TRUSCO(トラスコ) 六角軸TCLホールカッター 18mm TCL-18を使用し完璧な18mmの穴を空けました。
異物落下防止用のパーツ。配管の邪魔になる部分のみカットしちゃいます。
空けた穴がいい感じの位置に開いてます。
穴から上を見た感じ
バッチグー
(死語?)
水道管を通してみた!
おお!ぴったりすぎて、支えなくても落ちない。
大体のところでカットして、90度エルポを接続。
水道管のカットは、簡単にキレイに楽に正確に切断できるパイプカッターがおすすめ。
水道管用の接着剤で手早く接着。すぐに動かなくなるので失敗は許されない。角度調節も同時に行う。
水道管を敷設していく
そしてこの勢いで、分岐水栓まで雨樋の脇を通していきます。
外壁は金具で外壁に数か所固定。
黄矢印が今回の水道管。青矢印が以前のPF管。
PF管のウネウネと比べたらビシッと真っ直ぐでよろしい。
下から見上げてみた(断熱材施工前)
そして、断熱材施工後。
そして、パイプと雨樋の隙間から雨水が漏水しないようにしっかりとコーキング。
コーキングガンを持ってるのであれば、シリコーンシーラント 等のコーキング材でいいし、バスボンドでも大丈夫です。
要は雨水が漏れなければいいので。
マスキングテープを貼ってムダに周りを汚さないように。
そして、このコーナー部分付近もしっかりと断熱材を巻いて完了。
次は、バルコニー側に着手。
連続エルポで丁度いい場所に配管が出るように接続。
配管を接続し、水栓取り付け用のインサートめねじを接続。
2cmほど壁から離して、壁にネジで固定。
断熱材を巻いたら、なんかそれらしくなった?
(今回は節約&ムダな配管取り回しを無くす為、水栓柱は省略)
断熱材を巻くため、2cmほど壁から離している為、インサートめねじ付きのパーツが壁にそのまま固定できないので、パイプを切ってスペーサーに。
これで、壁にしっかりをネジ止めできます。屋外なのでステンレス製をチョイスした方がイイ!
水栓(蛇口)取付
そして、2階の水栓は、嫁さんのこだわり?
おしゃれなのがいい
あと、手元用とホースリールに接続できる2口のモノ。
本当にお洒落なのは、洒落にならないくらい高いので、コレに決定!
これはあえて、一般地域用を買いました。これをそのまま使用すると逆止弁が働き、水道管内に空気が取り入れられず水抜きができません(´・ω・`)
じゃあ何で寒冷地用ではなく、一般地域用にしたの?
ちょっと話はややこしくなりますが、
水栓のハンドル下にスピンドルがあり、その下に、
寒冷地用は固定コマ
一般地域用は可動コマ
があります。
固定コマは、ハンドルの開閉に合わせてコマも動きます。ハンドルに固定されてる感じです。
可動コマは、ハンドルが開いていても水圧がかからなければ閉じたままとなります。
一般地域用(可動コマ)は水が逆流しない仕組みになっているのです。
なので分岐水栓のハンドルを締めて、水抜き用のバルブを開けても、一般地域用は、蛇口から空気を取り込めないので、水道管内の水が抜けないのです。
うーん。なんか分かりやすく説明できないので、気になる方は、「水栓 構造 寒冷地」とかで検索してください・・・
はい。回りくどくなりましたが、両方とも寒冷地用にすると少量の水が逆流する可能性があるのと、水栓本体代が高くつくので、双口水栓は一般地域用にして、ハンドル部分を分解してみました。
四角で囲ってある部品を、1階の分岐水栓のスピンドルと固定コマを入れ替えます。水栓のメーカーが違っても規格が同じなので交換可能ですよ~
分岐水栓のハンドル部分も分解して、寒冷地用のスピンドルと、固定コマを2階側に、一般地域用のスビンドルと、可動コマを1階に。
これでパイプの水抜きができて、分岐水栓から水が逆流することもありませんよ!
これもまた、ネジ部分にシールテープを巻いて、
取付完了♪
一階側の分岐水栓付近もしっかり断熱材巻き付けて完成!
バルコニー側もホースリール接続し完成!!
こんな感じで水道管が無事バルコニーに繋がりました。
これでいつでもバルコニーで快適に水を使えるようになりました。
さて水道管にして変化は!?
まず、今まではビニールホースに水圧がかかったままだと良くないので、使う前・使い終わった後に1階の水栓まで行ってハンドルの開閉をする作業が無くなり、使いたい時にすぐに使えるようになりました。
1階の水栓では、1階用ホースリール、2階のホールリールどちらかしか接続できない為、両方同時には使えなかったのが解消!
↑のホースリール切り替えでアダプターを付け替える時に、ホースリールにかかっている水圧で水が降りかかる・・・。それも解消!
ここまでは物理的に2つ同時接続できる事になった利点ですね。
さて、それ以外のビニールホースから水道管になった利点は?
まずビニールホース内径6mm→水道管内径13mmとなり、水量がほぼ倍増しました。
プールに水を入れるのにかかる時間も30分→15分と半減して、嫁様も子供もニッコリ^^
非常に快適になりました!!
耐久性も全然違うくらい向上しましたからね。10年くらいで断熱材の交換をすれば水道管自体はかなり持つのではないでしょうか!
まいたけDIYでは他にもいろいろなDIYでやった事を記事にしています。
時間に余裕があったら覗いていって下さいね^^
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